地震によって建物などにひび割れた場合にはひび割れに特徴があります
建物に負荷がかかって壁などにひび割れが発生するとその後の揺れでひび割れを擦るような動きがあります
写真のようにひび割れたその周りが揺れでひび割れは欠けた状態となります
コンクリート構造物に発生するひび割れのその原因は大きく分けて3種類ほどあります
コンクリートの乾燥収縮で発生するひび割れ
建物の構造によって発生する構造クラック
構造物の揺れによって発生するひび割れ
乾燥収縮の場合は例えば壁であれば真ん中ではなく端の位置に発生するという特徴があります
コンクリートの乾燥時に発生しますから比較的引っ張りに弱い箇所に発生するので端の方にひび割れるのだと思います
構造クラックの場合はひび割れが同じ方向に発生するという特徴があります
マンションなどでL型に配置された建物の場合はどちらかに引っ張られたように同じ方向にひび割れは発生します
地震などの揺れによるひび割れは例えばその場所とかひび割れの方向などには関係がなく色々な箇所に発生しています
そしてひび割れ幅が比較的に大きくひび割れが擦られてひび割れの周辺も欠けています
コンクリート構造物にひび割れが発生してもその発生には色々な要因がありその姿も変わってくるという事だと思います
ひび割れの補修方法は発生の原因は多くあったとしてもその補修方法はみんな同じです
トンネルのひび割れも大きな橋のひび割れも住宅の基礎のひび割れもその補修方法は同じなのです
割れたコンクリートの隙間にコンクリートよりも強い接着剤を確実に充填してしまえば再度同じところからひび割れることはありません
コンクリートよりも強いという表現はコンクリートの引張強度よりも強く圧縮にも強いという事です
例えばコンクリートの引張強度は解りやすく言えば1㎠の角棒を両方から引っ張ってその強度を計ると30~60㎏/㎠が一般的なコンクリートの強度です
補修に使うエポキシ樹脂の場合は1㎠の角棒を引っ張ると70~90㎏/㎠が一般的なメーカーの数値です
注入材としては他にアクリルとかセメントスラリーなどありますがそもそもひび割れ補修の低圧注入工法には不向きだという欠点があります
地震で建物にひび割れが発生したとしてもほとんどの場合は直ちに建物が崩壊するというようなことはありません
ひび割れは長期的に問題となるという事ですから直ちに補修しなければという事はありません
東北の地震の際も建物のひび割れ補修は発生から数か月してからの依頼が始まっています
生活が落ち着いてからですよね
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