低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

フロッグの技術移転

イメージ 1

イメージ 2

梅雨はデスクワークが似合います


今日はフロッグの特許譲渡の公開について報告します・・・。


フロッグの特許は平成19年に取得しています

既に6年間も経過しています

そもそもフロッグの開発については、各地で施工されている低圧注入工法のいい加減さと、そして考えら

れない事ですが施工の専門店が殆ど無いという事に問題意識を持とうと言う事で始めたものなのです


左官工事は左官屋さん、大工仕事は大工さん等々・・・およそ工事に専門屋さんが存在しないという事は

他の業種ではありません。


しかもこの低圧注入工事による効果は重大事故防止という大きな目的を持っています


そうなのです、トンネル、新幹線の橋梁、高速道路の柱さえも注入を生業としている職人さんが必ずしも

施工しているのではないのです。


必ずしもというより殆どは兼業の方達で注入工事をしているのです


例えば、生業としている職人なら樹脂の各種の種類などは常に在庫していて、現場には必ず数種の硬さの

違う樹脂を持参するのでしょうが、本業ではなく年に数回程度の仕事なら余分な樹脂の在庫などする筈は

ありません。


生業としているなら、注入器具にしても樹脂の注ぎ足しが簡単にできるとか、注入の圧力を加減でき

超低粘度型の樹脂から硬いグリス状の樹脂さえもひび割れの中に注入できるという器具を選ぶと思うの

です。


注入した結果が解らないから、後で調べられないから、そして発注者の問題意識が無いから・・・


まあ、器具を取り付けた写真があるからいいだろう・・・と言う事になっているのです。



国も各自治体もこの事には気づいているのでしょうか・・・・。


笹子トンネルの事故処理にも見られるように公的な構造物に関わっている人達はその経緯とか検査方法と

か本当に真面目に取り組んでいるのかと疑うような行動が見えてきます。

全て他人事なのでしょうか。


アンカーボルトを躯体に取り付けている接着剤が確実に廻っているのか、樹脂の劣化があるのか等を調べ

るのにハンマーの打診音で解る筈はありません。


アンカーボルトを下に引っ張らなければその保持する力は解るはずは無いでしょう


なんとかの一つ覚えみたいに何でもかんでもハンマーで叩けば良いと言うわけではありませんぞ


さて、話は戻りますが、専門家がいないそしていい加減な仕事を何とかしたいと言う事で公的の認定、助

成を受けてフロッグは出来上がっています。


創造法(時限立法)にフロッグは認定されて製品化したのです


アメリカ等では銀行などがこのように特許を持った技術を必要な方,企業等に売り買いしているそうで、

日本の場合も『りそな銀行』でこの技術の売り買いの仲介を始めています


聞いたところによるとこのようなシステムは日本という国には合わないそうです

このような知的所有権のように現実的ではないもしくは具体的に直ちにお金にならないものについては投

資をしない国民なのだとか。


そもそも日本人は過去にもそうですが基本となる技術の開発は殆どできない国民だとか

インターネットのシステムとか飛行機、車、核兵器トランジスターの開発は殆どアメリカ、ヨーロッパ

で、日本人はその基本的な技術を独自に工夫して商品化するという技術は大変なものだと言います


そのような国民性なので他人の特許を進んで買い取るとか、その技術に投資するという事は殆ど出来ない

ようです。


買い取るよりもその商品に似たような、特許を侵害しない程度の製品造りが評価される国民なのです


フロッグの場合は、今はそっくり技術移転する時期では有りません


低圧注入器具の占有率も専門店の育成もまだまだなのです


もう少し頑張りましょう・・・・フロッグ君・・。