低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

低圧注入が信用ならないって、本当?

今までにこのブログで報告している不確実な施工が行なわれているという事について、果たして本当なの だろうかと言う疑問を持つ方に少し説明をしたいと思います。 このブログの目的は現場でよく聞かれる『低圧注入は漏れてばかりで殆どひび割れの中に入らな…

マンションの最深部のひび割れ

写真は基礎部分のひび割れをフロッグにて注入した後の様子です。 ひび割れ幅は0.2㎜から0.3㎜程度ですが裏側まで貫通しています。 ひび割れ箇所が多い場合はエポキシ樹脂の硬さと、何度目の注ぎ足し注入かを記録します。 このようにそれぞれのひび割れに貼り…

ひび割れからの漏水の場合は

今回の現場は今日で完了です。 昨日ひび割れを発見してからフロッグで低圧注入したので、今日は撤去とシールだけだとのんびり現場に行くと今度は違う箇所からの漏水。 こんな風に逃げ回る水と立ち向かうのは嫌なのですが、もう一度その逃げた箇所から注入で…

ひび割れからの背面防水はこんな風に

『明日は空いていますか・・・』 雨漏れは突然に・・・なんてタイトルがあったような。 私の好きな地下鉄丸の内線の駅近くのマンションの地下通路の階段から漏水との事。 どうして丸の内線が好きなのかは簡単です。 本郷三丁目駅と富士見町駅の改修工事のひ…

低圧注入工法に注ぎ足しは不可欠

写真は再掲ですが上は注ぎ足し機能があるフロッグ工法です。 下の写真は兼業の職人さんに普及している注ぎ足し機能が無い注射器タイプの器具です。 画題はひび割れ幅0.6㎜を想定して隙間を作っています。 注入する樹脂は高粘度型(グリス状タイプ)の樹脂で…

営業中の漏水は困ります

飲食店の天井から漏水です。 緊急と言う事で土日の早朝に低圧にて注入をします。 強い雨の時に天井から漏れてくると言う店長さんの報告から推察すると天井のひび割れと壁面のひび割れにその原因はありそうです。 微細なひび割れから雨水が漏れてくるのは、風…

ひび割れの中に雨水が入ったら

写真はマンション共用部の通路の天井面です。 築後3年目にひび割れが入り雨漏りがしています。 フロッグのセッティングが終わった途端に雨が降り出して、数分後にひび割れを通じてフロッグの中に雨水が溜まってきました。 このような場合でも慌てる事はあり…

パラペットのひび割れ注入

今や池袋東口はビッグカメラとヤマダ電機の開戦のために裏通りも表通りも行列で人人・・・。 その数軒隣のビルが今回の仕事場です。 外壁、今回の笠木などがひび割れ補修の対象です。 この建物は築後6年目なのですが築後すぐに壁面からの漏水が始まったそう…

切り付け部分の防水方法は

ビル7階と8階の床部分から漏水しています。 雨が降ると雨水が滲み出してくるそうです。 この部分はコンクリートの各階の打継ぎ目地の部分だと推察できます。 外部についてはゴンドラでシーリングの打ち替えを行なう予定との事ですが、内装の作り替えを行なう…

テナントビルのひび割れの場合

写真は店舗が移転のために内装材を取り払った状態です。 テナント側からの漏水の苦情のために、その原因を知るために内装材を撤去しています。 漏水の形跡のエフロがセパレータ穴とひび割れから流れ出しています。 一見して床の切り付け部分からの漏水のよう…