我々の仕事は殆ど公的な構造物の補修工事なのですが、今回は民間のデベロッパーさんの仕事です
補修の方法についてはすべてを任せてくれるという事で施工をしています
我々としても時間をかけてゆっくりと気に入った仕事ができるという事で大変に嬉しい仕事でした
コールドジョイントは型枠の中に生コンを流し込んでその生コンが足りなくなった時に次の生コンを注ぎ足した時に時間が経過した場合に発生する継ぎ目です
都内の繁華街で夏場に車の渋滞で生コン車の到着が遅くて注ぎ足す時には既に生コンが固まった時などにはそのジョイント部分にはジャンカなどが多く発生します
特に翌日に生コンを注ぎ足したような時にはその継ぎ目に隙間が多く発生する場合が多くあります
コールドジョイントは必ずしもひび割れが発生する場合があるというわけではありませんので表からはその隙間は解りません
今回の場合はすべてのジョイント部分にフロッグを取り付けて樹脂が減っていけば隙間があるという事で注入しています
擁壁が古いせいか殆どは樹脂が侵入していきます
このような場合もフロッグのように超低粘度型の樹脂から硬い樹脂までの注ぎ足しが自在にできる製品でなければ確実な仕事はできません
いつも思いますが注ぎ足しができない器具を使っている職人さんたちはこんな場合はどうしているのだろうと思います
この擁壁については大雨ごとにその状況を見に行きたいと思っています
盛り土なので地下水の心配はありませんが目地形状の部分などは見ておきたいですね
年度初めなのに群馬県は工事の発注が盛んのようです
フロッグの製造が遅れて申し訳ありませんです