低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

2015-01-01から1年間の記事一覧

ダム関連道路の橋梁のひび割れ

道路に掛かる橋のひび割れ補修ですが、コンクリートの厚さは端の方は300㎜で真ん中付近は500㎜もあり ます。 今回は道路の下側のひび割れ部分から注入しています ひび割れは貫通しているのですから道路側の上から注入しても問題は無いのですが理想的には今回…

タイルの浮き注入は

外壁のタイルが落下していたという事で、急遽全面に亘って浮いているタイルを探して注入による補修を 行いました。 このブログでも何度もタイルの浮きについては新しくタイルを貼りかえるべきだとの私の考え方を報告し ていますが今回は意に反して注入工法に…

タイルのひび割れ注入は

今週は公的なプール施設の補修工事に掛かっていました 月曜日から昨日まで泊りがけで施工です プールという特殊な施設なので内部もタイルで仕上げられています ひび割れ注入工事の中でタイルのひび割れに直接樹脂を注入するという事はなかなか難しい施工とな…

マンションの床のひび割れ注入は

今週は井の頭線沿線の賃貸マンションの床面のひび割れ補修工事です この建物は鉄骨構造のALC版の3階建ての建物です 数か月前にも今回と同様に2階の部屋の床のひび割れ補修を行っています 床の構造はALC版100㎜の上にモルタルを塗布してそしてその上にCF(クッ…

結果が見えない工事とは

横浜の傾いたマンションについて色々と詳しく報道されていますが、いつの間にか日本人らしい繊細で確 実性を求めながらの物づくり精神が無くなってしまっているのに本当にがっかりします 今日のテレビで元杭打ちの作業員の話ではこのようなことは今までには…

大学の体育館のひび割れ補修

今週は首都圏にある私立大学のプール施設のひび割れの補修です 建物は1年前に竣工しています ひび割れが発生しているのは屋内の壁面そしてプールサイドの通路です 新築ですから注入時に液漏れをしたり樹脂をこぼしたりして汚してはいけません 丁寧が大切です…

テナントビルの改修工事

駅のすぐ近くの繁華街の中にあるテナントビルが今回の現場です このビルのオーナーさんとの付き合いも10年以上にもなりますが、今度のビルはなんと17棟目の買い物だ とか・・・。 最初は私と同様のサラリーマンだったとか・・・・ 何かのチャンスを絶対に逃…

マンションのひび割れ補修

今回はマンションのゴミ置き場の床のひび割れと浮きの補修です このような場所の補修は一般的には1年、2年ごとの検査でそれこそひび割れに樹脂を擦り込んで仕上げの 塗装をして完了なのですが、管理が厳しくゼネコンもその補修の方法を詳しく知っていれば今…

ひび割れが見えない時の対策は

長い雨が通り過ぎて、滞っていた現場にもやっと見通しがついてきました 今日は躯体の仕上げに弾性吹付タイルで化粧されている建物です。 発生したひび割れの幅は0.2㎜から0.5㎜程度です。 一般的にコンクリートの躯体に伸縮する弾性の仕上げ材を施してもコン…

高等学校の耐震補強工事

今週は私の好きな月夜野の町にある県立高校の体育館の耐震補強工事です 今、国内の小中学校の耐震補強が済んでいない校舎は5212棟もあるそうです そんなに残っているのかと思うのですが、しかしその耐震化率は95,6%だそうで・・・ 全国にはそんなに沢山の学…

ひび割れを生業としてる職人でなかったら

今回はネットからのご相談から始まって施工となった物件です 我々のひび割れ注入工事は公共の大きな橋梁があったり、すぐ次には住宅の基礎部分のひび割れ補修だっ たりとその取引先とか構造物には大きくすべてが違ってきます。 しかし我々が施工する相手のひ…

お盆にはお墓のひび割れ注入

お盆に先祖様がお墓に来るのならひび割れぐらいは補修しておかなくては・・・・ お墓の隣との境の壁はコンクリート壁とブロック壁がありますが、その事は気にしないでいずれの場合も 最初は低粘度型の樹脂を注入してその後は中粘度型の樹脂をできるだけ多く…

外気温39℃の中で低圧注入工事

今週は月曜日から金曜日まで前橋市で泊りがけでひび割れの補修工事でした とても暑くて大変でしたが、この地区の暑さは湿気があまりないせいか日陰で風通しの良いところではと ても涼しいと思います。 都内の暑さとは異質のもののようです お昼の休憩のとき…

私立高校の改修工事

久しぶりの更新です 今日の現場はなんと36.5度だとか・・・暑い・・熱い・・・・。 学校の夏休みが始まるのを待って校舎の一部を改修工事するのだそうです 我々は内部の廊下、階段室の雨漏れするひび割れの補修工事を行います 一般的に学校の廊下の内部の壁…

浮き注入工事について

コンクリートの躯体に塗りもしくは貼り付けられたモルタル、タイルの浮いた部分に接着剤を注入してそ の部材を固定して落下等の重大事故を防ぐという方法が一般的に言う浮き注入工法というものです。 注入工事とはこの浮き部の注入とひび割れた部分に低圧注…

ひび割れの調査はこんな風に

今回は集合住宅の調査の方法について報告します 公的な集合住宅の場合には国土交通省の改修指針の共通仕様書に基づいて改修工事を行います ひび割れについてはひび割れ幅は0.3mm以上を低圧注入工法で行いそれ以下の幅については擦り込みの 工法となってい…

ひび割れから漏水の場合

今回はひび割れたコンクリートから地下水が漏れ出している場合のフロッグ工法による止水の方法です 一般的な止水工事は博打のようだとよく言います そうなのです、簡単な漏水ならば一度の施工で完璧に漏水は止めることができるのですが、建物が古いと かひび…

鉄骨造住宅の基礎のひび割れ

今日は住宅の布基礎のひび割れ注入工事の報告です 住宅の基礎のひび割れ注入工事は面倒でも床下に潜り込んでひび割れの内側から注入することが基本とな ります。 今の時期は床下は暑くて、そして酸素不足で、仕事にしては過酷な条件ですが確実な仕事を目指す…

ひび割れに方向性がある時は

今週は公営住宅の大規模改修工事での調査です この建物は北関東にあるのですが、この調査についてはBELCAの診断士の資格が必要なのです 全国の道府県で建物の調査には必ずこのビルディングドクターの資格が必要だとしている所はどれだけあ るのでしょうか。 …

軍艦島の補修に低圧注入工法は

先日長崎の知人と話をしている時に端島(軍艦島)の補修工事について、地元の新聞に補強には鉄より強い なんだか知らないけど強固な素材のものを使うと書いていたよ・・・・。 その鉄より強い素材って・・? 色々聞いてみると多分炭素繊維の事ではないかと思い…

床のひび割れは休日に

床のひび割れ注入工事は足場が無くてとても効率が良くて楽しい仕事の一つです 床のひび割れ注入の場合に、今は殆どの場合は栗石の上に防湿フィルムを貼っていますから、注入した樹 脂が抵抗なく際限なく入るという事がなくなりました。 フィルムと打設したコ…

ひび割れ注入はいろいろ

雨が続くと我々の仕事はなかなか進みません 確実で満足のいく仕事をするのなら晴れた日にのんびりと、ひとつひとつを丁寧に済ませることが大切で す。 今回のようにコンクリート粗面が現わしになるというような橋桁の場合は施工跡が残らないように事前の 下…

低圧注入器具の比較

先週から雨が続いて工事がなかなか消化できません そこで今回は自動式低圧樹脂注入器具の同業他社製品の紹介をしたいと思います このような説明はこのブログでも既にその問題点として数回紹介しています 報告の内容が重なりますがご承知下さい 今回の説明は…

国道に架かる橋のひび割れ

週末は新しい橋のひび割れ注入補修です 今回の場合は朝の朝礼も7:50分に始まるとかで東京を出たのは早朝というよりも深夜の4:30分です そうなのです、長野と群馬の県境に近いところの自然が多いところなのです ひび割れ幅は0.3㎜程度なのですがコンクリート…

県立博物館の大規模改修工事のひび割れ

先週は博物館の改修工事でした。 事前に打ち合わせがあったのですが壁面のひび割れについては徹底して注入して欲しいとの事でした ひび割れ幅がたとえ0.08㎜程度であっても見えるひび割れには必ず注入して欲しいとの事なのです 博物館の内部に漏水とか温度差…

国立大学本部でのひび割れ注入

今回のひび割れ注入工事は足場は組まないで高所作業車での作業となります 都内に比べて風が強いので20mの高さなら多少は揺れるのかと思ったら、丁度雨上がりという事もあって 多少どころではありません・・・・エンジンまでも止まってしまうほどの揺れです …

マンションの大規模補修工事の問題点

都内のマンションの大規模改修工事ですが、躯体のひび割れ補修については写真のように速乾性のシーリ ング材を塗りたくって完了となっています。 磁器タイルの割れについてもその部分のタイルを剥がして新しいタイルの貼り直しで完了です タイルが割れている…

外壁タイルの補修にFRP

公立小学校の外壁タイルの落下防止の補修にFRPを全面に塗布しています 非常に珍しいと思います FRPの屋上防水はかなり普及していますが、タイルの上に直接塗布してタイルの落下防止の補修をしてい る建物は初めて見ました。 取引先からの依頼で調査をしたの…

歴史ある庁舎の補修工事

群馬県庁に保存されている歴史ある昭和庁舎の部分的な補修工事です 県民に愛されている歴史ある庁舎の施工に我々が関われて本当に嬉しいと思います 改修工事では当然ですが特に気をつける事は、現状を変えない、壊さないそして付近を汚さないという事 です。…

住宅の擁壁のひび割れ1

首都圏では人気の東急沿線の港北区の住宅です 擁壁に縦にひび割れが発生しています ひび割れの発生は最近のようで、エフロ、錆汁等は流れ出してはいません 長年にわたって色々な構造物のひび割れを観察しているとその新しさ、古さ、その発生の原因などかある…