低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

国立大学本部でのひび割れ注入

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今回のひび割れ注入工事は足場は組まないで高所作業車での作業となります

都内に比べて風が強いので20mの高さなら多少は揺れるのかと思ったら、丁度雨上がりという事もあって

多少どころではありません・・・・エンジンまでも止まってしまうほどの揺れです


撤去の日にはさすがに危険という事で一日延期することにしました。

事故が起こったらその責任は受注した建設会社でも学校でもありません

作業者本人の責任になります。


特にこの学校は今、医療事件で大きな話題になっていますから事故などとんでもない事となります


発注して頂いた方達には絶対に迷惑はかけられません


タイルのひび割れからコンクリートの遊離石灰等が流れ出して目地等が白くなっている箇所を注入後に

取り除いてほしいとの要求です。

注入後の撤去の時にエフロを弱酸性の液体で拭き取ります

ワイヤーブラシで擦りながら拭き取ると良く取れます


タイルのひび割れの場合に使用する仮止シール材はカートリッジタイプでは特に冬場はなかなか硬化しま

せん。


フロッグ等の器具を取り付けても少なくとも5日間は硬化はしません


注意が必要です


我々は2成分型のウレタン系のものを使います

この材料は硬化剤でシール材を固めるためにカートリッジタイプほど外気温度には左右されません


仮止シール材はカートリッジタイプと2成分型そして速乾性のエポキシパテの3種類とありますから現場の

状態に合わせて選定をするのが良いと思います。


それにしても命の危険を感じながら注入するなどはあまり勧めたくない仕事です


高所の作業は釣足場などで工夫してほしいものです…ゼネコンさん