低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

戸建住宅の基礎のひび割れ注入のやり直し

戸別訪問の業者で低圧注入した基礎部分のひび割れ部は、後日に雨水が床下に侵入してくるということでやり直しの工事です。 写真は表から二度目に注入した固めの樹脂に押されて床下に流れ出した超低粘度の樹脂です。 フロッグはこんな風に硬さの違う樹脂を簡…

注入技能士よ立ち上がれ

このブログはひび割れ補修における低圧樹脂注入工法の正しい施工方法の普及を目的としていますが、果たしてこれで何かの足しになっているのかと自分に自信が無くなって来る時があります。 そんな時にこのブログに訪問された方から内容について褒められたりす…

学校の廊下の壁にひび割れが発生した場合

写真は高等学校の廊下の壁面にひび割れが発生して漏水している箇所です。 ひび割れ幅は0.2~0.3㎜です。 通常の雨では漏れてきませんが強い風を伴った雨の場合には漏水してきます。 この学校はまだ新しく、建築後4年目となります。 剥離性の仮止めシールを使…

マンションの放置されたひび割れの場合

ひび割れの発生から放置して7年目の場合は、このようにコンクリートの中の石灰質が水と共に流れ出してきます。 一般にはエフロとも言いますが溶け出した遊離石灰の結晶化したものです。 現場はマンションの2階の廊下のひび割れから1階の天井に流れ出している…

低圧注入の仮止めシールの剥離性は

写真は剥離性シールとフロッグの台座との接着性を試験している状況です。 フロッグの本体はポリプロビレンなので接着には不向きなのでプライマー処理には色々と工夫をしています。 知っていますか? 今の乗用車のバンパーは殆どポリプロピレン性のプラスチッ…

マンションのこんな所がひび割れています

低圧注入はひび割れが発生したらすぐに対処して、直ちに施工するとより良い仕事ができます。 写真は築後5年目の高層マンションです。 バルコニーのひび割れはあまり見慣れない箇所にひび割れが発生しています。 ひび割れが新しい為に外部から侵入したきた雨…

低圧注入も場所によっては中圧が必要なのです

写真は商業ビルの耐力壁のひび割れ注入です。 この部分のコンクリートの厚さは300㎜もあります。 しかも切り付け部分のひび割れには水圧が掛かっています。 このような条件の場合は次のような対策が必要です。 まず、注入する樹脂は低粘度の水中硬化型の樹脂…

マンションの手摺壁ひび割れはこんな風に

ひび割れた部分に仮止めシールをしてフロッグを取り付けますが、施工後はできるだけ汚さないように、そして傷をつけないようにする事が大切です。 工具を必要以上に汚す職人、服をとても汚す職人などなど・・。 昔から腕の悪い職人にはこんな事だからと良く…

高齢者ホームの1年検査の場合

郊外に新しく造られた建物ですが1年目で外壁にひび割れが発生しています。 1年目の建物ですからできるだけ仕上げ材には傷をつけないようにします。 それでも1年間のゴミが付着しているのか剥離性のシール材を取ると仕上げ材は多少白くなります。 この程度は…

戸建住宅のベタ基礎のひび割れの場合

基礎のコンクリートは打設して3ヶ月目だそうです。 ひび割れが発生して1ヶ月目になりますが本格的な建築の前に低圧注入により補修します。 ひび割れが発生して時間が経っていますからひび割れの中に砂、ゴミが入り込んでいます。 このような場合はひび割れを…

工場の床面のひび割れの場合

低圧樹脂注入工法はあらゆるひび割れの隙間に樹脂を注入が出来ますが、写真は側溝の成型品とコンクリートの隙間に樹脂を充填して成型品を固定する方法です。 通常は成型されたU字溝はモルタル等でスラブに固定されていますが今回はその部分が浮いている様で…

入院のベツドに天井から雨漏れ

築後20年の総合病院の入院棟の天井から雨漏れです。 ベツドの上に雨水がポタポタ落ちてくるのです。 写真は雨水が漏れてきているスラブのひび割れにフロッグで低圧注入している様子です。 流石に病院ですから、天井とスラブの隙間は1m近くあります。 天井裏…