低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

入院のベツドに天井から雨漏れ

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築後20年の総合病院の入院棟の天井から雨漏れです。

ベツドの上に雨水がポタポタ落ちてくるのです。

写真は雨水が漏れてきているスラブのひび割れにフロッグで低圧注入している様子です。
流石に病院ですから、天井とスラブの隙間は1m近くあります。

天井裏に潜りこんでも広々としているのでゆったりと仕事ができます。

このような場合には基本的には屋上の防水を補修するのがベストなのですが、屋上には棟屋、エアコンの大型の室外機があつたりで簡単には補修はできません。

入院している患者の上に落ちてくる雨水を緊急に止める事が最重要なのです。
喉が渇いたから口を開けると天井から水が落ちてくるよ・・・なんて冗談は通じません。

ひび割れの周りにエフロ(白いシミのような物)が出ていますからひび割れはかなり前から発生していたようです。

但し雨水が落ちてきたのは最近との事ですからひび割れが成長したのか、最近になって屋上に大量の雨水が溜まる様になったのか、どちらにしても何か変化が起きたのでしょう。

こんな場合に注入する要領は次のようにすると確実な注入ができます。

ひび割れの幅に関係なく樹脂は必ず超低粘度のタイプを注入します。
そして樹脂の量は推定量よりも倍以上の量を注入します。

壁面の場合はひび割れ幅に対して適合の硬さの樹脂を仕上げに注入しますが、天井の場合は超低粘度であって流下しても全く問題はありません。

ひび割れの中に樹脂が満杯になればいいのですから。

時々、低圧樹脂注入は下からは絶対に注入できないと言う人がいますが・・・・・?
そんな事はありません。

低圧注入器具の中には樹脂を下方向から上に押し上げる力が弱い器具もあるのでしょうが殆どの器具は注入が出来る筈ですよ。

フロッグについてはこの機能も特許ですから注入は壁、床同様に簡単にできます。

この建物の場合は漏水はこれで止まりましたが、早い時期に屋上の防水の改修工事を行った方が良いと思いますが・・なかなかね。

雨水が止まって苦情が解決するとそんな費用は後回しとなりますからね。


仕事で好き嫌いを言っては天罰が当りそうですが。
病院は天井裏とか地下室とかは厭です。

なにか出てきそうなのです。
べ、別に病院が恨めしいとか言って霊が残っていたと言うのではありませんが・・。

今の深夜に思い出すと怖いのです。  怖い・・。

天井裏で独りでフロッグを取り付けている時に、背中に人の吐く息のような風が確かに通ったのです。

し、しかも息の匂いがしたのです・・・。そうなのです生臭い匂い。

何が原因でここにいるのが知らないけれど、長くいるといろんな細菌が取り付くよ。


そういうのは、おじさんになっても怖いんです・・。

おばさんは怖くないのかなぁ。

だいたい化けて出てくるのは殆ど女だもんね。