低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

工場の床面のひび割れの場合

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低圧樹脂注入工法はあらゆるひび割れの隙間に樹脂を注入が出来ますが、写真は側溝の成型品とコンクリートの隙間に樹脂を充填して成型品を固定する方法です。

通常は成型されたU字溝はモルタル等でスラブに固定されていますが今回はその部分が浮いている様です

難しい仕事ではありませんが、工場の床には常時、水が流れているためにそれなりの材料が必要です。

ひび割れた隙間にフロツグを取り付ける場所だけは周りにウエスを敷いて短時間乾燥させます。
濡れていても施工はできるのですが、できるなら短時間でも乾燥させる事が可能ならその方が良い仕事ができます。

ひび割れの隙間に注入する樹脂は水中硬化型のエポキシ樹脂を使用します。

今回使用した樹脂は可使時間(使用できる時間)が10分で硬化時間は5時間です。

水の中で使用する樹脂は硬化が早くてもなんの問題はないし早い方が好きですね。

なかなか硬化しない樹脂は時間待ちができていらいらしますね。

下の写真は注入後の完成した状態です。
通常なら2日間は掛かる仕事ですが今回は1日で終わりました。

エポキシ樹脂の硬化時間が早かったために早く終える事ができました。

冬場ならこうは行かないでしょうね。

こんなにフロッグは優秀なのにどうして売れないのでしょう。

今日、熟練の注入の職人さんから、鉄板とコンクリートの隙間に注入した時に空気抜きの為にフロッグのノズルを外して注入したら完璧だったと嬉しそうな電話。

こんな言葉にいつも勇気付けられるのだけれど、嬉しいと思いますが何故もっと他に普及しないのでしょう。

この業界はわかりません。

まだまだ未成熟なのでしょうね。