低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

マンションのこんな所がひび割れています

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低圧注入はひび割れが発生したらすぐに対処して、直ちに施工するとより良い仕事ができます。

写真は築後5年目の高層マンションです。

バルコニーのひび割れはあまり見慣れない箇所にひび割れが発生しています。
ひび割れが新しい為に外部から侵入したきた雨水による遊離石灰、錆汁は流れ出してはいません。

このような場合の注入は樹脂を入れ過ぎないように細心の注意が必要です。
樹脂を入れすぎると外部のタイルの隙間から樹脂が流れ出してきます。

流れ出したすぐには樹脂は透明であまり目立ちませんが半年もすると流れ出した樹脂は非常に目立つ黄色に変色してしまいます。

遠くからでもその目立つ色はわかります。

樹脂は強固なエポキシ樹脂ですから、除去するには熱をかけて削り取るしか方法はありません。
溶材などでは除去できません。

気をつけましょう。

こんな場合にはひび割れの中の容積を計算して注入する量はその容積量の80%程度で我慢しましょう。

注入の量は・・・ひび割れ幅×コンクリートの厚さ×ひび割れ延長数×比重

1コ当りのフロッグへの注入量は・・注入の量÷フロッグ取り付け数

フロッグには器具のタンク部にゲージの刻印があります。
MAXラインまで注入すると25gの量となります。

写真の箇所の場合はひび割れ幅が0.3㎜ですから最少必要量は54gとなります。
フロッグを2コ取り付けていますから1コ当り27gです。

この場合は超低粘度の樹脂をフロッグに2度入れます。
一度目は10gを注入してタンクが空になったら残りの17gを二度目に注入します。

この場合はひび割れが横方向なので超低粘度でも流下(下方向に流れ出す事)することはありません
次の硬さの樹脂を入れる必要はありません。



今日は朝早くから軽井沢のマンションのひび割れ補修に行ってきました。
別荘として使っているそうですが、冬場には使わないそうです。

軽井沢は冬の方が良いと私は思いますが、一般的には避暑地の別荘地なんでしょうね。

外は雪、室内はストーブの上に乗せたやかんから暖かそうな蒸気が出ていて・・・。
そしてストーブの上には丸く動き回るスルメが焼けていて、そしてお酒があり・・・

うーっ・・たまらないね。

さっ、更には吉永小百合風な女性が傍にいて・・。


えっ、なに?

別荘に石油ストーブの上にやかんは似合わないってかぁ・・・。

そっ、そうかなぁ・・まぁ、そうかも知れないけど私にとってはそれが安心できる冬の憧れの生活なのです。

エァコンとか温風ヒーターなどは好きではないのだ。
それに野田聖子風女性も好みではないのだ・・・・・・・・・。