低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

マンションの手摺壁ひび割れはこんな風に

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ひび割れた部分に仮止めシールをしてフロッグを取り付けますが、施工後はできるだけ汚さないように、そして傷をつけないようにする事が大切です。

工具を必要以上に汚す職人、服をとても汚す職人などなど・・。
昔から腕の悪い職人にはこんな事だからと良く言われていました。

私は根っからの職人ではありませんが、服について言えば人よりもどちらかと言うと汚す方ではないかと思います。
よくない職人かもしれませんね。

でも、施工するフロッグの周りは人一倍気を使って汚さないようにします。

低圧樹脂注入工法の場合は台座の周りとか仮止めシールから樹脂が漏れてくるとこれは汚れだけの問題ではありません。

漏れてくるとその場所はひび割れの中には樹脂が入っては行かないのです。

もしも注入をしている時に漏れ出したらその器具からの注入はストップします。
その部分のフロッグのノズルを緩めて空気を抜き圧力を下げてしまいます。
漏れた樹脂を拭き取り圧力に押されて漏れてこなくなったらその次のフロッグから再度注入します。

つまり漏れた箇所のフロッグは諦めて近くのフロッグから樹脂を余分に入れてこの漏れた箇所のひび割れの中にフォローしてあげるのです。

フロッグのノズルはそんな使い方も出来るのです。
注射器タイプのものはこんな真似はできませんよね。

いつもしつこく言いますが我々の仕事はひび割れの中に接着剤を満杯に充填しコンクリートを固定する事にあるのです。

充填できないで近くを汚すだけでは仕事になっていません。
対価に値しません。



話は変わりますが、株価が下がってこれからは更に不景気となるらしい。

学生時代に教えられたケインズとかアダムスミスとかの経済学者は今の状況をどう見るのでしょうね。

物を造りそして物を売ると言う事が経済だった時代と今のバーチャル経済(私が勝手に言ってる言葉)と
の違いはびっくりするでしょうね。

株の売り買い、商品の先物取引、投資などで複雑になりすぎて、物を造り売ると言う実体の経済にどう拘わって不景気になるのかはさっぱり解りません。

かって掘江もんが日本放送だつたかの株を買って会社は株主のものだなんて言っていましたがそのような事が実体経済との乖離した事ではなかったのかと思いますね。

真面目に仕事をして皆んなで努力して会社を維持しているのに、沢山のお金で株を買い占めて明日からは俺が社長だから好きにするぞ・・なんて素人が経営したら。

そして上手くいかなかったら株を売り飛ばしてさようなら・・・。

今、アメリカはそれに近いのではないかと思います。

生活に必要な物は輸入して、主な経済はIT関連とか世界の国に投資したり、先物取引だったり、株だったりで、実体経済が少なくなっているのだと思います。

トウモロコシ、小麦なども先物取引をして価格を調整(吊り上げたり)するのだからおかしくなるのは仕方が無いような気がしますね。

株価が下がるといっても株を売る人が多いからそうなるのであって、下がったら今度は儲かると言う時期がきたらまた買って株価は今度はあがるでしょう。

ここまではこの売り買いをした人達のみで騒げばいいのですが、問題なのは銀行とか保険会社とか国までが株とか国債を買っているものだから困るのです。
実体経済に影響するのです。

銀行は自分が困ったものだから我々にお金を貸さないってかぁ

大変だと言う事が解りましたです。ハイ・・。