低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れ注入はいろいろ

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雨が続くと我々の仕事はなかなか進みません

確実で満足のいく仕事をするのなら晴れた日にのんびりと、ひとつひとつを丁寧に済ませることが大切で

す。


今回のようにコンクリート粗面が現わしになるというような橋桁の場合は施工跡が残らないように事前の

下地処理を丁寧にすることが必要です。

更にシール材、フロッグを撤去した後には下地処理のために塗った汚染防止剤を濡れ雑巾で何回も拭き取

ることも必要です。


注入工事は周りが汚れることが常識ですよ・・・なんて言う職人さんがいますが、そんなことはありませ

ん。

汚れないように周りに気を付ければどうってことはありません


手間はかかりますが確実に養生をしてシール材が破裂しないように注入も丁寧に柔らかい樹脂から余分な

圧力を掛けないようにすればそんなに難しくはありません



時々思うのですが・・・・


このコンクリートのひび割れ注入工事というのは他の仕事と違って、その仕事場が広範囲に亘るという

特異な珍しい仕事なのです。


例えばこのように国が施主である大きな構造物のひび割れ補修をしているかと思えば翌日には住宅の布基

礎のひび割れ注入工事とかマンションの部屋の中の隔壁のひび割れ注入という仕事となったりします


しかもその仕事のやり方等の内容は大きな橋でもトンネルでも住宅の基礎でも皆同じなのです

人員だっていつもの数人の仲間たちだけで充分なのです


低圧注入工法を生業とする職人さんが殆ど存在しない理由もこのような広範囲の色々な元請からの発注

という事もあるのだと思います。


ゼネコンによっては低圧注入工法とはなんじゃい・・・・

誰か適当にできそうな職人に頼もう・・・という事になっているようです


たしかに山奥の現場まで専門業者を探して呼ぶなどは費用も掛かって面倒ですものね


そもそも打設したコンクリートにひび割れしたというようなことで施主にはその費用は請求は出来る筈は

ないのだから・・・・。


なんとかひび割れを隠したいのが本当の気持ちなのでしょうからね


理解できます


でもひび割れたら、そのひび割れを補修する確実な方法があるのですから儲けの中から少しだけ費用を出

せば胸を張って検査に立ち会えると思うのですが。



自動式低圧樹脂注入工法は国で認めている正規の施工方法なのですから・・・・。