低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れからの背面防水はこんな風に

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『明日は空いていますか・・・』

雨漏れは突然に・・・なんてタイトルがあったような。

私の好きな地下鉄丸の内線の駅近くのマンションの地下通路の階段から漏水との事。

どうして丸の内線が好きなのかは簡単です。

本郷三丁目駅富士見町駅の改修工事のひび割れと浮き注入は工事をしたからね。


壁面が漏水で濡れている場合は濡れている箇所をバーナーで乾かしていくと漏水している箇所がくっきりと現れてきます。

写真の上は濡れている状態です。

下の写真はバーナーで炙ったら出てきたひび割れです。


漏水している箇所を見つけたらもう勝ったも同様・・・。

この部分にサンダーで溝を切り、その中にネツトを挿入してから水中硬化型の低粘度樹脂をフロッグで低圧注入をします。

樹脂が硬化すると99%は止水が確実に出来ています。


この方法を『フロッグ導入路工法』と名付けていますが普及するのでしょうか・・。


導入路工法というのは土木関係では水を逃がす道を造るという工法に使われているようです。

私の場合は止水するエポキシ樹脂が通る道を造るという意味で名付けています。

ひび割れに沿って4㎜程度の溝を切り込んでその中にネットをいれてそしてフロッグを取り付けて仮止め
シールをして注入となります。

何故ネットなのかは、せっかく溝を造っても仮止めシールが溝の中を塞いでしまうという事になりますから仮止め材の侵入防止のために装填するのです。

更にネットがあれば注入された樹脂も更に粘り強くなります。

エポキシ樹脂が棒状になってしまうと曲げには極端に脆くなりますからね。

明日、フロッグを撤去して仕上げを行います。


今回は無機系の背面防水材と言う製品を知りましたので、試験的に使用してみようと思います。

ひび割れの上に内部から直接塗布しても防水ができるとの夢のような、嘘みたいな話しなのでならば実験してみようと言う事です。

無機質の防水材は皮膜が水を吸収すると言うような製品が多いのであまり信用はしていませんが。

明日、その施工結果を報告します。


水が滲みている程度の切り付け部分はエポキシ樹脂(水中型)をプライマーとしてたっぷりと塗布し硬化が始まった頃に可とう性エボキシ樹脂でシールすればこれも確実に漏水ができます。

防水工事は二重に処理をすると殆ど確実に防水ができます。



今日は冷たい雨、雨合羽を着て厚着で暖かくして雨の中を自転車で走るのは何故か昔から大好きなのです

特に人通りが少ない街中を走り回るのは爽快です。

調子に乗って走っていたら濡れた綺麗な歩道の石材の上でスリップして転倒・・・。

自転車は遥か先の方に滑っていき体は石の上でまるで泳いでいるような姿勢。


バス停で見ている人がいるもんで、ニヤリとしながら平静を装って至極当然のようにして乗りなおして颯爽と立ちこぎして・・途端にペタルはチェーンが外れていたものだから空振り。

又、こけたわさ。