朝が早い現場だったのでブログは暫くお休みでした
米軍基地の場合は7時には集合しないと手続きが大変で、遅刻でもすると半日は無駄にしてしまいます
今回は撮影も一切禁止とかでブログ用の写真も取れないままで、とにかく大変な現場でした。
今日は地震でひび割れた住宅の基礎部分の注入工事の報告です。
地震で基礎がひび割れてから半年も経過していますが、訪問して実際に詳細に見るとその影響は地盤、地
質の違いが建物に大きく影響していることにびっくりします。
一番下の写真は今回補修を依頼されたお隣の家なのです。
基礎が浮き上がって家は目視でも傾いているのが分かります。
今回、依頼された家の場合は角の部分に大きなひび割れが発生していますが、そのほかの場所については
殆ど問題となるようなひび割れはありません。
僅か数メーターの違いでこの差は何なのでしょう。
断層がちょうどその位置だったのでしょうか
なんとも・気の毒で・言いようがありませんね。
大きなひび割れ幅の角の部分は、超粘度を注入した後にグリス状の硬いエポキシ樹脂を推定量の倍以上
の量を注入しています。
床下から確認したのですが・・暑くて汗が出てその濡れた服で床下のごみを拭き取ったのか・もうごみ
だらけ。
狭い床下はもう・嫌やぁ・・ネズミ君に『暑いのにようやりはるなぁ・・」なんて言われそうでした。
仕上がった時の写真は、ひび割れの表面まで樹脂が詰まっているように見えますが、仮止めシール材に速
硬化型のタイプを使用していますからひび割れの表面に入り込んだためで、そう見えるのです。
最後にサンダーで仕上げたためにくっきりとひび割れの大きさが解ります。
この程度の仕上がりなら左官仕上げは要らないでしょう。
次回も床下からの注入です。