低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れが多いマンションを売値の90%で買い戻し

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 写真とは関係がありませんが。
三重県のバス会社の不動産部門が発売したもので、あまりにもひび割れが多いとかの理由で買値の90%で引き取ったそうです。
先日のテレビニュースで放映していましたが、今時この不動産会社は良心的だなぁと感心しています。
ここに至るまでには当事者しかわからない色々と他の理由があつたかも知れませんがどちらにしろ買い戻してくれたという事は他のデベロッパーにも参考になるのではないかと思います。
入居者の方も買値の90%では不満でしょうがなかなかここまで譲歩してくれる販売主は少ないと思います。
 
 テレビですから詳細はわかりませんが壁のひび割れは真ん中付近に直線に横方向に発生しています
あまり見られないひび割れの状況です。
この位置に発生するのはコールトジョイントが多いのですが一般的には斜め方向とかで一直線というのはあまり見ません。
ミキサー車の到着が翌日になったのでしょうか。
施工ミスの臭いがしますね。
梁には縦方向に遠くからも解るくらいなので0.4㎜程度のものがあります。

 注入して直るという範囲を超えているかもしれませんね。

 建築中に隔壁などにひび割れが発生していても現場の監督によっては全く意識が無い人もいますから後になって問題になる事が多いですね。
ひび割れを見たらその原因は何なのかとか、今注入して補修した方がいいのかもう少し乾燥してひび割れを成長させてから補修した方がいいとかの問題意識を持って欲しいですね。

 一生に一度の買い物になるものを造っているのですから買う方の立場で造って欲しいものです。

 写真は13階の天井のひび割れを注入した後の検査です。
検査は目視で行います。