低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

低圧樹脂注入器具の各社の比較

イメージ 1

今日の比較は各社のいいところだけを比較してみましょう。
低圧注入器具は台風時に起きる屋外と室内の気圧の差と同じように器具の中でその圧力を造り出して樹脂をひび割れの中に押し入れる方法です。

その押し入れる力をどのようなシステムで行うのかが各社のそれぞれの考え方となっています。
当然ですが自分の会社のものが一番優れていると考えている筈ですが、その評価の基準がこの製品についてははっきりしたものがありません。
本当はあるのですが毎日の仕事として専門の職人が多くいるわけではありませんので全体的にはその比較すらした事が無い人達が多いのがその理由でしょう。
このような製品は決して新しいわけではなくて殆どの製品は開発されてから20年以上は経過していると思います。

そんなに期間が過ぎているというのに未だに各社ともばらばらというのも珍しい業界だと思います。
一般的に長い歴史のある製品は製造する会社が何社もあつてもいつの間にか殆ど似たような製品になるのが常識なのですがこの業界はそうではありません。

なぜ製品は長い期間を過ぎると同じような似た製品ばかりになるのかというとそれは技術革新があるからです。
テレビはいつの間にか各社とも薄い形のものになっています。昔のブラウン菅で頑としてそれしか作らないという会社は無いですね。
カメラもそうですね。今はデジカメでなければ用をなさないようにも感じますね。
技術を高めれば当然そうなるべきなのですね。
特許に阻まれたとしてもそれをクリアーしなければ競争に負けてしまいますから場合によっては敵対している会社から権利を買うという事もありますね。

すべての商品はこのような形態をとりますが、新しい業界などはそれには当てはまらないようです。
こうしてみると低圧注入の業界は特例なのでしょうか。
私自身は長い間この業界のメーカーにいていつかは将来は良い物とそうではないものが入れ替わってしまうと考えていましたが、いつの間にか20年以上も経ってしまったという結果なんです。
当然ですが大手のメーカーはこの業界だけでは成り立ちませんから兼業となっています。そんな事も原因の一つですね。

ひび割れの事はかなり以前から問題となつていて需要が増えても良さそうなんですが結局はそれほどでは無いということが全てに原因しているのかとも思います。
需要が多くあれば専門の職人も工事会社も増えて注入の器具についてももつともっとシビアーな要求があるのでしょうが珠にとか一年に一回とかの工事ではどうでもいいもんね。

長所の比較は次回に報告します。
未だにブログのシステムがよく理解していませんが、時々今日のように訪問者が多い日がありますがなんでにゃぁ。
そういえば猫のなんとかさんはめっきり見なくなりましたがどうしたのでしょう。にゃぁ・・・。