低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

御指名の現場で

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エントランスのフロアーに水を撒くと地下室の天井から水が漏れてくるという珍しい現場です。
建築後1年目の建物です。
フロアーには真新しいタイルが貼ってありますが斜め方向にひび割れが発生しています。
何故こんな場所がひび割れるのだろう。

地下室から漏れていると言う箇所を見ると600㎜×1000mの駄目穴の周りとそのコーナー部からひび割れがありそこから水が漏れた形跡があります。
なるほど理解しました。

原因は駄目穴(建築の専門の方はすぐに解るのでしょうが、素人の方には理解しにくいと思いますがコンクリートの床に四角い穴を工法上開けておく穴です)の埋め戻しの時に防水までは考えなかったと言うことです。

それよりも何故こんな所に駄目穴を開けたのか不明です。
一般的には駄目穴の防水まではやりませんし防水の必要がある場所に開けたりはしませんよね。

エントランスの床のタイルを剥がしての低圧注入は見かけ上問題だし、通行の邪魔になるし、それに工事が大掛りになるし等等で、私は地下室の天井から上に向けて注入と決めました。

フロッグは天井面にも高性能を発揮できるのです。
これも特許の大きな項目でもあります。

天井面から機嫌よく、それこそ鼻歌を歌いながら注入をしました。
そこで気付いたことは鼻歌は『大きな古時計』のように童謡が一番です。
ロックは合いません。

注入が一通り終わってエントランスの所へ行くとタイルの目地とかひび割れから樹脂が溢れています。
タイルが汚れてしまうと慌てて拭き取りましたが、こんな風に沢山樹脂が溢れてくるとは予想外でした。
思ったよりはタイルとスラブの間に隙間が少なかったのだと思います。

樹脂が硬化した後にタイル屋さんで割れたタイルの貼り替えで完了です。



話は変わりますが今回の選挙で民主党が圧勝しましたね。
私は嬉しいのですが今回はどうしたのでしょうね。

先週に群馬県に行った時に友人から数冊の本を貰った中に『加賀乙彦』のものがありました。
その中に自分の頭では考えない日本人という箇所がありました。

私もその通りだと思います。
自分の頭で考える事を苦手としている日本人が今度の選挙だけは考えたのでしょうか。
相変わらずマスメディアの意見に乗っかっただけの結果なのでしょうか。

1945年を境にして豹変した日本人は今も健在なのでしょうか。
戦前は鬼畜米兵とか一億総玉砕とか言っていてカタカナ英語すら喋っても逮捕されていたのに、終戦のその日から2週間後にマッカーサーが来た途端にアメリカの民主主義を崇拝したり、優秀で平和を愛するア
メリカ人と親密になろうとか・・・。

今までの考え方との違いでの葛藤とか面倒な事は全く関知しない変わり身の速さは考えない国民の特性です。

つい最近の小泉政権の時でも改革、民営化で自分の頭では考えないで何かきっかけがあるとただ迎合してしまうあなた方達。
ついには、タレント顔負けの人気で食べ物は何が好きだとか、オペラが好きだとか。
息子までも引っ張り出してタレントにしてしまうなど、まつたくやりきれません。

どう考えてみても一党で長期政権を持つと腐敗してくるのは当然のこと。
諸悪の根源は官僚の天下りにあると解っているのに選挙になると毎度変わりない政党の支持で、同じ事の繰り返し。

民主党には実績が無いから政権は無理だとか、したり顔でいう人が多いのには呆れます。
やらせないでなにが解るのでしょう。
今を変えなければ将来も変わりません。

それに自民党だけではなく他の政党が政権担当能力を持っていた方が常に緊張感がありより自浄能力が育つと思うのです。
今は何があっても誰も責任を取らない、こんな事でいい筈がありません。


久し振りの更新でした。