低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れ注入の結果は地震がこないと判らないのか

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写真は原子力研究所のひび割れ補修です。

久し振りの更新です。
開設以来こんなに長い間空けたのは初めてです。
夏休みと、応援で新潟に行っていました。

この休みの間に久し振りに興味深い2冊の本を読みました。
その中の一冊は黄文雄の『文明の自殺』という本です。
この本の内容は一言ではまとめにくいのですが、あえてまとめると油断できない中国ということでしょうか。

本と言うのは著者の思いを主観的に書くわけですから全てが正しいとは限りませんが、なるほどそうなのかという部分が多くて大変興味深いものでした。

私の世代の中国と言う国の印象はパールバックの『大地』に書かれているように真面目で地味でよく働き
大らかな国民だと思っている人が多いと思いますが。

この50年間での国民の意識の変わり様は日本と同じなのかも知れませんね。


フロッグの普及の話し
 建物診断のビルディングドクターは現在で全国で5951名だそうです。
 この方達にひび割れ注入工事についての現在の問題点などを知って頂きたいと思うのですがなかなか良 い方法がありません。

 ひび割れの中に接着剤を注入して充填しその部分を補強するということについては、その工事結果の検査が殆ど行なわれないと言う事から、その効果については疑問視する人が多いのですが。
結局は大規模な地震が起きてみなければ判らないと言う様ななんとも理解できない今の状況です。

噂ですが。
東京の丸の内界隈が今までの建物を壊して新しい建物が出来ましたが、その時に壊す前に古い建物の外壁を調査したら注入の穴は空いていたが樹脂は殆ど入っていなかったとの話がありました。

噂ですから全てを信じてしまうのは危険ですがあり得る話だと思います。
お金を払った施主は補強するものとして信じて依頼したのでしょうが結果は効果のない注入工事だった事だったということです。
地震で外壁が落下して重大事故がおきなくて良かったと自分の運に感謝すると言うのも悲しいですね。