低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

今時、殴ったり、しごいたりして上達すると思っているのでしょうか

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写真は通路の手摺壁に継足したモルタルが浮いてひび割れたものです。
こんな場合には上に穴を空けてそこからグリースポンプの高圧で樹脂を注入する方法がありますが、私の場合は低圧注入工法を薦めます。

高圧で注入するのは簡単で安価ですがせっかくの小さな隙間なのに、高圧で硬い樹脂を注入するとその隙間は共浮きを発生させて広がってしまいます。

化粧に仕上げ材を塗布しますから仕上がった状態ではその違いは解りませんが隙間に確実に接着剤を充填するという目的からすれば、低粘度の柔らかい樹脂を静かに奥のほうまでしっかり充填するほうがいいに決まっています。

この場合は点での接着よりも全面接着がいいのです。

この現場は新規の取引先ですが会社の方針なのかなかなか勉強している現場の監督さん達です。
私としてはいい仕事をさせて貰ったと感謝しています。

現場を職人にまかせっきりにするのではなく自分が納得するまで意見を聞き、しっかり施工を見ておくと言う事は大切な事だと思います。

自分達が作っている建物は買う側にとっては一生に一度しかあるかないかの高価な大事なものなのですから。


話は変わりますが
今日、中学校のグラウンドでソフトの試合をしていたのですが、近くの体育館から大人の大きな怒鳴り声がしてきました。
女子中学生のバレーの練習をしていました。
男の中年の先生なのでしょうか、理由はわかりませんが一人の女子生徒を口汚く怒鳴っていました。

いまでもこんな指導をしているのかと怒りたくなりました。
父兄もいる中でこんなに怒鳴られたりして・・・。自分の子供だったらと思うとね。

いじめと、しごきは違うとか。
愛情があればいいよとか。

相撲も他のスポーツの場合も殴ったり、しごいたりしてそれはそれで精神的に強くなるから愛情があればなんていいますが・・・。

殴ったり、ののしったり、死ぬほどしごいたらその競技が上手くなると思っているのでしょうか。
精神的に強くなったとしてもそれが競技にどう関係するのでしょうか。

スポーツというものがそんなに単純な事で上達するのなら、何処の国でもひっぱたいたり殴ったりして強くするはずでしょう。
日本人は思うほど頭がよくないと思いますね。

プロ野球の某監督の場合なんかは熱血監督なんておだてられて選手がエラーするとベンチの奥でその選手を平気で殴っていたと言う話があります。
当時のキャッチャーの選手なんかはベンチに戻った時に鼻血が流れていたのを自分では気付かないものだからテレビに映ったということがありました。

単純な人間だから負けるとベンチの壁を壊したり、扇風機を壊したりでそれで熱血監督だと得意気ですから困ったものです。

人間が生きていくうえに若い人達に社会の善、悪を教える場合に、口で言っても解らなければ殴ることも時には必要な時もあるでしょう。
悪い事をしたからと特に自分の子供の場合は愛情を持って殴るようなことはむしろ必要な事かも知れません。

でもスポーツとか競技の上達の練習と善悪の指導とは全く違います。

そのスポーツの技術が下手だからとかエラーしたからとか言って殴ったりして効果があるとでも思っているのでしょうか。

かって日本が敗戦を迎えた時にマッカーサーが日本人の精神年齢は12歳程度だといっていましたが、今は幾つぐらいなのでしょう。

相撲の内部を見ると大して変わってないのかなぁと思います。
欧米に較べると人間の精神的な行動哲学とかは日本は極端に遅れていますから仕方ないのかとも思います
が。

いやだね、まったく・・・・。