低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

雪の日にひび割れ注入するにはこの方法が最適

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今年初めての雪
東京はほんの一時ですが雪化粧です。

こんな寒い日は建築現場なんかには行かないでコタツの中でミカンを食べながら寝ているのが一番ですが
そうはいきませんね。

根っからの貧乏性なのでしょうか。

写真は引渡し直前の高齢者ホームです。
一階部分の一部をコンクリートの打ち放しの仕上げなのですが、その部分にひび割れが発生しています。
通常でしたら工期も急いでいるのですから、樹脂モルタルを塗ってそのまま仕上げ材を吹き付けするのでしょうが今回はコンクリートの現しですから注入はどうしても必要です。

こんなに寒い日は外気温度も2~3℃程度ですから通常の方法では5日間は必要となります。
工期と費用が余分に掛かりますから施工する方の私も色々と工夫します。

注入するエポキシ樹脂は当然冬用を使用しますが、それでも初期の硬化時間は28時間は必要となります
でも樹脂の方は僅かでも硬化してくれれば(可使時間を過ぎれば)なんとか器具と仮止めシール材は取り外せますから仕事としては初期硬化を待たないでも終了できます。

問題は仮止めシール材なのです。

仮止めシール材は剥離性のものとエポキシ系の速乾タイプのものがあります。
剥離性タイプは下地を全く傷をつけないで簡単に撤去できる方法。
速乾性エポキシの場合は施工は早くできますが撤去には熱をかけて削り取るという火気が必要な方法です。

剥離性はこんな日にはなかなか硬化してくれませんのでその硬化だけで2日間は掛かってしまいます。
エポキシ系は20分で硬化します。

今回は下地がコンクリートの粗面ですから丁寧に削れば殆ど下地には傷が付きませんのでエポキシ速乾の方法を選択しました。

翌日仮止めシールをバーナーで炙りながら丁寧に剥がしていきます。(火気厳禁の所は駄目ですよ)

どうです、ひび割れた跡は残りますが、この上に透明の撥水剤を塗布しますから仕上がったときには殆ど目立たないと思いますよ。

写真ではモルタルの補修跡などもありますからこの程度の汚れは仕上がった時にはまずまずOKでしょう

この施工は2日間で完了です。
費用は1/3でOKですよ元請さん。

話は変わりますが、先週の日曜日に群馬のスキー場に行ったのですが人が少なくてまばらでびっくりしました。
こんなに少なくなっては来年は倒産して閉鎖になるのではないかと心配になります。

15年前には朝の5時に出発して渋滞につぐ渋滞でやっと到着したのは午後の3時頃。
そして挙句にはゲレンデでリフト待ちに30分以上・・・・。

どうしたのでしょうあの人達は。
何処に行ったのでしょうね。

それに昔のあのけばくてカラフルなスキーウエアーの人達は何処に行ったの。
当時知人がヨーロッパのスキー場に行ったら自分達だけがけばいウエアーだったので浮いてしまったと言っていましたが。
日本人は変わり身が早いというか単純というか・・・私も日本人、反省・・・。