写真はフロッグで注入した後に剥がした仮止めシール材の状況です。
剥がした後の状況を見ても確実に注入したか否かがある程度判定が出来ます。
写真をよく見ると剥離性シール材に塗料が付着しています。
これは塗装面が劣化しシール材に剥がされるほど付着力がなかったと判断できます。
シール材の真ん中に凸のラインがあるのは、ひび割れの中にしっかりと食い込んでいたと言う事が解ります。
そしてフロッグの注入口の真ん中に位置していると言う事はひび割れの真ん中にフロッグを確実に取り付けていたという事が解ります。
低圧樹脂注入施工に於いての最低限守るべき事は次のような事柄です。
器具を取り付ける時の守るべき事と樹脂の注入の方法は
1.ひび割れの上に器具の吐出口を取り付ける。
(ずれていれば入らないのは当然)
2.仮止めシールはひび割れの上をシールし必ずヘラで押さえつける。
(押さえなければ圧力で樹脂は漏れる)
3.注入は必ず全ての器具に超低粘度の樹脂から入れていく。
(接着剤には必ずプライマー処理が必要です)
(エフロ、ゴミを押える必要があります)
(そして次の硬さの樹脂の滑りを良くします,グリス状も簡単に充填できます)
4.再注入は一時間以上経過してから再び注入しますが、原則は次の硬さの低粘度を注ぎ足す。
但し超低粘度のものが僅かしか減っていない場合は再度超低粘度を注ぎ足す。
樹脂が減っていない器具には注ぎ足さない。
5.注入していて入れるごとに直ちに減っていくものはひび割れが樹脂の硬さより広いと判断して適合硬さ の樹脂を直ちに注ぎ足す。
6.ひび割れの幅そしてコンクリートの厚みを計算してその容積の数値より150%以上になったら殆ど裏側に流れ出 していると判断して間違いがありません。
これで完了ですが、ひび割れ幅が0.6㎜以上の大きなひび割れについては樹脂が柔らかすぎると表面まで樹脂は上がってきません。
施工していないように見えます。
樹脂がひび割れ幅に対して柔らか過ぎるために下方向に流れ出すのです。
こんな場合はグリス状の硬い樹脂を圧力を上げて注入するとかなりな表面で仕上がります。
もっともこのような硬い樹脂を注入できる器具は限られますが。
注射器タイプなどはできませんね。
以上これだけのことを守ってもらえば貴方はプロといえます。
注ぎ足し機能が付いていない器具はこんな風にはできないと言う事が解りましたか。
だから言っているのです。
シリンダー工法を信じて仕事をしている人に殆どプロはいないって・・・・。
対価に値する仕事は手間が掛かるものです。
話しは変わりますが、ブログの更新を夜中にすると訪問数が多いのですが殆ど関係のないブログばかりです。
この時間なら比較的少ないようです。
低圧注入工法のブログにどうして若い女の子の日記などのブログが訪問してくるの。
低圧という言葉が好きなの?
低血圧とは違うちゅうねん・・・・。 ハイ。