低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れの中にどれだけの樹脂が入ったのかは

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写真はフロッグのタンク部分に容量とその時の圧縮された空気圧の数値を刻印しています。

上の写真は天井面に注入した場合の樹脂の容量と圧搾空気の圧力を刻印しています。

MAXのラインの箇所まで樹脂を入れるとその時の樹脂の量は20ccで、その時に圧縮されている空気圧は2㎏です。

ひび割れ幅が大きい場合は樹脂に対しての抵抗が少ないので時間が経過するとタンクの中の樹脂はなくなってしまいます。

この場合は樹脂はひび割れの中に20cc弱は入ったという事になります。
継ぎ足しをして再度なくなったら40cc弱は入った事になります。

抵抗があって樹脂の入りが悪い場合はこのラインよりも10㎜上の所まで注入してください。
このときに何回注ぎ足したのかで樹脂の量を大まかに計算して入った量を判断してください。

天井面の場合は裏面に樹脂が漏れだしても殆ど影響はありませんので計算数値より余分に入れても問題はありません。
むしろ余分に入れるほうが良いと思います。

下の写真は壁面の場合です。

MAXラインまで入れると25ccの樹脂の量でその時の圧力は2㎏となります。

ひび割れに対してフロッグの標準的な取り付け方は、1m当り4コですから樹脂をラインまで注入するとひび割れの中に100cc/mは入つた事になります。

ひび割れ幅が0.5㎜でコンクリートの厚さが150㎜(建物の壁面の平均的な厚さ)の場合はその隙間は75㎜2(75cc)ですから一度の注入で満タンになりますね。

この場合は最初の超低粘度樹脂の注入は10CC程度にして注ぎ足しの硬い樹脂は15CC以上を注入すると理想的ですね。

私の場合はこのようにしますね。



話は変わりますが、このブログも今回でなんと188回となります。

果たして少しは低圧注入工法の啓蒙になっているのでしょうか。

この工法については深く入れば入るほど疑問ばかりが増してきますね。

ひび割れが重大事故になる可能性がある橋桁、橋梁などの場合も注ぎ足しをしないかなりいい加減な注入の方法がまかり通っているのは事実なのですが、それでも通っているのは・・・・。

そんなものでもいいのかなぁと・・、神経質になる自分が少し違うぞということなのかなぁ・・・。



最近になって派遣社員とか嘱託社員とかの契約切れについて首切りはけしからんなどと問題になっていますが。

それはおかしいと思いますね。

もう随分前になりますが確か橋本政権の時ではなかったかと思いますが、規制緩和行政改革の一つとして派遣社員とか嘱託社員で長期で雇うという事については緩和を法制化した筈です。

仕事の斡旋は職業安定所だけではなく民間の会社でも斡旋が出来るようにもなった筈です。

私が勤めていた会社でもいつの間にか女子社員は殆ど嘱託社員と言う採用方法に変わりましたからね。
確か2年毎に契約更新をしていたと思います。

社員が1200人程いたのですがいつの間にか正社員はその半分以下となっていましたから・・。

一度法律で決めておきながら今になってけしからんではおかしいと思います。
当時は組合などではこの規制緩和政策の法制化にはかなり反対していたと思います。

こんな雇用契約はおかしいのなら、その法律を変えるのが先だと思います。

都合の悪い事はしらんぷり・・。民度の低い国民なのでしょうね。

小泉政権の時に決めた事が色々とひずみが出てきて今頃になって文句を言っていますが。

当時の小泉政権の支持率は80% 近かった筈ですよ。

いまになって被害者顔は困りますよ・・・・。