低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

漏水に悪戦苦闘の一週間でした

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街中の分譲マンションですが地下室(湧水、配管ピット)から漏水です。

施主の検査日までにと止水工事に没頭してましたが一週間でやっと終わりに近づいてきました。

水とセメントと戯れていたという感じです。

古くから建築途中の地下のピットの漏水については余程の事が無い限り多少の漏水は許容範囲でしたが、

最近では地下水の浸入は問題だと指摘されるようなのです。

ビルの地下には隙間から侵入した水を一箇所に集めてポンプで揚水するようなシステムが一般的に行なわ

れていますが、最近では内覧会などでお客様から指摘があるので可能な限りな止水をするそうです。

地下水の止水は厄介なのです。

漏水している箇所を止水しても、暫くしたら近くのとんでもない箇所から再び漏水・・・かんべんしてよ

と言いたくなります。


フロッグによる止水方法はひび割れた箇所、床と壁の切り付け部分等の漏水は導入路工法で施工します

ひび割れた部分に5㎜ほどの溝を造りその中にネットを装填してその上にフロッグを急結セメンドで仮止

めと取り付けをします。

注入は水中硬化型のエポキシ樹脂で行ないます。

この樹脂は硬化が早くて水の中でも接着しますから施工さえしっかり行えばその部分の止水は完璧になり

ます。

写真は取り付けている状況です。

疲れました・・・・会社は留守電で携帯電話は地下室で通じないし。

ご迷惑をお掛けしました。

自分を信じて泣き言を言わずに頑張ればいつかは報われると言うのを信じて・・・数年経過。

長く待ちすぎて、一体、私は何を待っているのかさえ解らなくなったよ。

漏水ではなく老衰ってかぁ・・・。