低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

トンネルのひび割れはこんな風に

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トンネル工事の場合は足場の移動式が殆どですが、建物に較べると施工の能率は極端に悪いので予算の組

み方に工夫が必要です。

えぇ・・当然、通常よりは高めの見積りが、と言う事です。

新築の場合はそんなに苦労は無いのでしょうが、この様に古いトンネルの場合は壁面には排気ガスの煤で

ひび割れが隠れていますから煤を拭き取る事が必要です。

この作業は大変なのです。

服も、何もかも煤だらけになります。

ヘルメット、ゴーグル、マスクを外して休憩の時の顔はまるで白狸のようです。

仕事は嫌いではありませんが、あまり嬉しそうにやれる仕事ではありませんね。

トンネルの壁面はコンクリートの厚さが600㎜とか1mもありますから樹脂の注入量も多く入れる事が大切

です。

トンネルの注入の目的は構造物の補強にありますから、例えば600㎜の厚さの場所に0.4㎜のひび割がある

場合は注入量は1m当り240cc(約280g)を目安に作業する事が必要です。

1m当りフロッグを4コを取り付けたのなら、フロッグ1コにつき70gは必要なのです。

具体的には超低粘度型樹脂を一回目に注入して二回と三回目には適合硬さの樹脂を注ぎ足し注入すると、

ほぼ完璧なのです。

液漏れしたフロッグの場合は隣のフロッグから余分に樹脂を注ぎ足すと漏れた箇所のフォローが簡単にで

きます。

道具とか器具とかは慣れることで使いこなす事がプロなのです。



今週と来週は仕事と二日間のソフトボールの練習試合だけです。

おじさんはつつましい生活をしているのです・・・・・くうっー・・・。