低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

この会社は低圧注入工法を真面目に考えているの

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このブログは低圧注入工法の施工について広く知ってもらいたい、対価に値する仕事とはこんな風に、な

どの啓蒙を目的としています。

それは施工する職人さんはもとより発注する元請、更には施主に至るまで、その正しい施工方法を解りや

すく説明している積もりなのですが、今回はこの工法の器具、及び樹脂を造っている一部の会社(メーカ

ー)の意見に一言。


『樹脂の注ぎ足しは必要ありません。エポキシ樹脂は硬さの違うタイプのもの同志を混合はできませ
 ん・・・・』

そこでこのメーカーに硬さの違うエポキシを混合したら駄目と言うのは何故なのかを質問してみました

 『何故、混合したら駄目なのですか』

 『混合してもさほど問題はありませんが、それぞれを混合した時のデーターがないので混合は駄目とし
  ています』

 『ではデーターを作れば解決するのでは?』

 『そうですが作る予定はありません』

このメーカーは注ぎ足しをしなくても確実な注入は出来ると思っているらしいのです。

低圧注入工法のダメ工事が多いのはこのようなメーカーにも大いに責任があります。

ひび割れ幅は大きいものから微細なものまであります。

表面は大きくても内部は微細になっていたり、一本のひび割れでも真ん中と下の方は違っていたりその幅

は様々です。

微細な箇所は低粘度、大きい所は硬い樹脂で注入しなければ樹脂は入らないでしょう。入ったとしても柔

らかすぎると時間と共に樹脂は流れ出してしまうでしょう。

こんな基本的な事すら知らないのでしょうか。

医療用注射器にマヨネーズを入れて押し出そうとしても出て行かないのは何故?


このメーカーは仕事をする時に何処を向いて仕事をしているのでしょう。

社内に顔が向いていて、決して外のお客様の方には向いていません。

このようなとても理解できないような事も設計事務所、役所はメーカーが言うのだからと簡単に信用して

しまいます。

困ったものです。

それぞれが、かかわった事に真剣に考えていれば低圧注入工法はこんなに長い間不確実な工事として位置

づけられる事は無かったのではないかと思います。

あるメーカーが、できると言っても必ず自分で勉強して確認してみるなどをどうしてしないのでしょう

コア抜きをしてひび割れの中に樹脂が入っていなかったらどうしてなのかを何故その原因を追求しないの

でしょう

半分は注入ができているからまぁ、いいかぁ・・・では困るのでしょぅ?。


写真はグリス状のエポキシ樹脂を0.6㎜幅の隙間に注入している比較テストです。
フロッグの場合は低圧から中圧程度まで圧力を上げる事ができます。
圧力を自在に調整できる事がプロ好みなのだと思います。