低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

駐輪場床のひび割れの場合

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完成したばかりのマンションですが駐輪場の仕上がった床にひび割れが発生しています。

既にひび割れの中に床材の樹脂が入り込んでいます。

写真ではひび割れは途中で切れていますが実際のひび割れは壁まで繋がっていたようです。

今回のように塗材がひび割れの中が詰まっていては注入が出来るのかどうか解りません。

コンクリート下地がひび割れているのを承知で床材を塗布したのではないかと思います。


床の仕上材を施工した後にひび割れしたのであればひび割れの中に塗装の樹脂が入り込む事はありませ

ん。

どうしてひび割れの処理をしないで塗装したのかは不明ですがどちらにしてもそのままの状態では注入は

不完全となります。

この駐輪場の下はピットになっているそうです。

ピットに水が無ければピットの天井から注入するような提案をしたのですが、ひび割れの長さが短い為に

多少、樹脂が入らないとしても床面から注入しょうという事になりました。


案の定、注入する樹脂の入り具合は良くはありません。

注入後には再度床材を塗装するらしいので現場の監督さんは殆ど気にはしていないようです。



コンクリートがひび割れる事について、いつも思うことなのですが・・・。

躯体にひび割れが発生しているという症状は、表面にあるようなひび割れが単純に裏側までそのまんま続

いていると言う訳ではありません。


何を言いたいかといえば・・・・。


鉄筋コンクリートの場合はコンクリートがひび割れていても鉄筋は同じようにひび割れてはいません。

ではひび割れた場所の鉄筋の箇所はどうなっているのでしょう。

例えばひび割れ幅が0.5㎜あったとすると、内部の鉄筋の箇所は鉄筋に付着していたコンクリートが剥

がれてずれていると推察されます。

ひび割れた幅だけ鉄筋が伸びるということは有り得ませんからその部分は0.5㎜以上の鉄筋とのずれた

隙間が発生していると言う事です。


微細なひび割れだからと思っていても実際は鉄筋に付着しているコンクリートの部分はその幅以上の剥が

れがあると言う事を知って欲しいと思います。


鉄筋コンクリートの専門誌にこのような症状について書いてある本は見当たりません。


学者はこのような症状には興味がないのかなぁ。




話は変わります。

東京のオリンピックはなくなりました。

私は良かったと思います。

東京はもういいよ・・・・。

他の都市なら賛成だけれど、これ以上の混雑は尋常ではないよ。

いつの間にか賛成が80%になっているとか・・・。

都は都民にどんな方法で何時(いつ)アンケートを取ったの?

東京でオリンピックの話題は殆ど少なかったと思いますけどね。

築地の移転とか浅草寺前の高層マンション建築反対では話題になっていましたけど・・・。