低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

低圧注入器具フロッグの抜き打ち試験

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年末に在庫が少なくフロッグの注文に間に合わなくて、新年早々に納入しましたが、新年に慌てて組み立

てたために多少の不安があります。

確認のために製品の抜き打ち試験を行っています。

圧力の漏れを確認しています。


上の写真はフロッグの吐出口をシール剤で密封して、まだ樹脂を入れていない状態です。

当然の事ですが圧力計は0を示しています。

下の写真は注入した状態の写真です。

試験のためであっても注入する樹脂は低粘度型のエポキシ樹脂です。

解りやすいようにエポキシ樹脂には赤色の顔料で色付けをしています。


樹脂はフロッグのMAXラインまで注入します。

注入して初期の硬化時間(本日は5時間)まで圧力計の数値が下がらないかどうかを確認します。

空気圧は1.8Mpaで静止しています。


合格です。


フロッグは構造がシンプルな為に不良品は出にくいのです。


フロッグを製品化するときに自民党の小渕政権当時に作った時限立法の創造法を受けて、そして合格して

支援してもらって創り上げたのですが、その時に同じように合格した他の人たちの特許製品は今はどうし

ているのでしょう。

その時の認定事業への合格率はなんと500倍~700倍との噂でしたが・・・。

今でも嫌な思いをしましたが、その時の面談は3回も行ないました。

面談は落とすために質問するような事ばかりで、なんと木っ端役人気質の陰険さかと思ったのですが。


今にして思えば事業仕分けの時で解ったように予算取りには一生懸命でも、その予算の殆どは役人達の人

件費で消化したのではないかと疑っています。

空洞化していく日本の技術を守る為にという精神の法律だった筈なのにどうして応募の500~1000分の1

しか認定しないのだと今になっても疑問に思います。

格好だけは立派だけれど実際に行なっている事は形だけ・・。

自民党がその時代に目的通りに真面目にやっていれば今の中小企業の倒産はかなり減っていたのではない

かと思います。

ベンチャー企業の育成といって予算は取っても実際にその予算をフルに使わないものだから現実には殆ど

ベンチャー企業は育っていないものね。


日本にはベンチャー企業は育たないと言われていますが、国民の意識の中で大企業は信頼しても個人企

業、中小企業などは信用しないと言うような昔からの慣例というのか、個々の心の中にあるものが原因だ

と思いますね。

日本の銀行は不動産屋と同じで技術に投資するなどはとんでもないと思っているところで、それはそれで

期待はしないけど、それだけではなく国民性の問題が大きいと思います。

アメリカのマイクロソフトなんかのように個人の起業家があっという間に世界的企業になるような素地は

日本にはないもの・・・。