写真は注入圧力が少なくなった時の樹脂の残量を検査しています。
写真の左側の製品は量産用の形状でです。
右の製品は試作型の製品です。
試験用の画題の隙間を0.3㎜にして低粘度型の樹脂を注入してその残量を比較しています。
先日マンションの天井のひび割れを注入した時に部屋のオーナーさんから樹脂は減っていくけど最後まで
入らないよね、残っているよ・・・。
ひび割れの中には2回目の注入を行っているからもう天井裏に溢れている筈ですよ・・・
と言ったものの・・確かに器具の中に樹脂が残っているのは気になることです。
低圧注入器具の目的は微細なひび割れの中に確実に樹脂を充填する事なのですが、たとえ確実に充填した
としても不要なものが器具に残ることについては私としてもとても気になることなのです。
ひび割れの中に樹脂を注入するのは、瓶の中に樹脂をいれるように満タンになれば止まるというような事
はありません。
ひび割れの裏側は筒抜けとなっていますから推定量となったら注入を完了するわけで、器具の中に樹脂が
残っていてもまったく問題はないのですが、気になります。
残ったものをせめて少なくしたいと考えているのです。
右側のフロッグは試作品なのですがこの程度ならどうでしょう。
この試作品は特許申請時に作り上げた形なのです。
原点に戻れと言う事なのでしょう。
左側のフロッグは現在の製品なのでせめて試作品程度に改良したいとおもいます。
でも、簡単ではないのです。そうです鋳型の費用は高いのです。
この程度の事が気になると言うのは日本人特有の完璧でないと気がすまない国民性なのでしょうか。
近々修正しましょう。