低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

天井のひび割れはこんな風に

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築後8年目のマンションですが、天井にひびが入りフロッグで低圧注入の補修を行ないます。

都内では住みたい街の人気上位の場所ですが、東京に住んでいる人たちの独特の好みではないかと私は

おもっています。

私なら住みたい町は道路が広くて緑が多くて近くに大きな川があって河川敷も広々として・・・それでい

て野良猫も住めるような町がいいですね。

狭いところにベンチが並んでいる程度では・・・ね。



壁面にしろ天井面にしろ直貼りのクロスの場合は、貫通したひび割れた部分はミミズ腫れのように腫れて

きます。

ひび割れによるクロスのミミズ腫れは特徴があります。

雨降りとか湿気がある日は蚯蚓腫れは突然なくなります。

そして室内が乾燥してくると再びミミズ腫れが出てきます。


この現象の理屈は簡単です。

ひび割れの中にある湿気を持った冷い空気が室内の暖かさによってクロスを室内側へ押し上げるからで

す。

クロスは厚みもあり空気は簡単には通しませんからね。

コンクリートの中にある湿気がひび割れを通してその温度によって動き回るのでしょう。


フロッグをひび割れた箇所に取り付けて注入しますが、毎度報告しているように天井のように下から上に

向かって注入する場合は使用する樹脂は超低粘度型の柔らかい樹脂が最適です。


柔らかい樹脂であっても、天井の場合は例え推定量以上に注入してもその箇所から樹脂は逃げ出すと言う

事はありません。

樹脂が多ければ天井裏のスラブ面に溢れるだけでひび割れの中の樹脂が他へ流れ出すと言う事はありません。


今回も仕事としては樹脂の漏れも無く思い通りの仕事振りでしたが、今回はフロッグの逆止弁を仕様変更

したので今までのフロッグとの違いを見る事が出来ます。

仕様変更したフロッグには感動です。

今までのフロッグに使用していた逆止弁は、今年の生産分から変更します。


どこがどう違うのかについては申し訳ありませんが企業秘密なのでっすう。

年末に納入が間に合わない時に、この部分を造っている加工屋さんがのんきに来年の納入ですよ・・。

無理を言うなら注文はいらない・・・と言うような応対なので、たまたまありあわせのもので造ってみる

と偶然にもその方が今までの問題解決となり理想的な構造となったのです。


今は組み立てに少し手間が掛かりますがそれもいずれは解決ができます。

内心で怒った加工屋さんに感謝しなければ・・・・。


何事にも感謝の気持は必要なのです。

感謝の気持は心の余裕を生みます。


こんな事を言うようになるのも加齢のせいなのか・・・。



日航会社更生法について一言

会社更生法とは言い換えれば買掛金、借りていたお金等は全て踏み倒すと言う事です。

品物を買っても支払いは全てしないと言う事です。

少額な債権は支払うらしいのですが殆どの取引先には支払いはありません。
(日航は払わないが、我々の税金で払うらしい)

これだけの金額を踏み倒しておきながら自分達の企業年金は貰うよなんてどういう生き方なのかと情けな

くなります。

私が長年勤めていた会社も会社更生法によって再生(吸収合併)したのですが、企業年金については取引先

への支払いが苦しくなってきた時に、倒産の数年前にOBも含めて一時金の支給で終了しました。

会社更生法で倒産した会社にとっては当たり前の話で取引先への迷惑よりも自分達の余分なものから整理

すると言うのは当然の事。


こんな会社なんて無くてもどってことは無いのに、古めかしいナショナルフラッグスピリットなんて陳腐

な言葉で国民をごまかそうとしているようで。

要人を乗せて運ぶのにどうして全日空では駄目なのですか。


目的地に安全に運べれば良い訳で、日本を代表する航空会社でなければと言っている人たちの頭の古さに

はほとほと情けなくなりますね。

グローバル化なんて言葉はこんな時には忘れるのでしょうか。



民主党にはがっかりする事ばかりで残念ですね。