低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

コンクリート打ち放し仕上げのひび割れ

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  学習院近くの築後2年目のテナントビルです
  強い風を伴った雨の時にはひび割れから漏水するとの事
 
  コンクリート粗面が仕上げとなっている建物のひび割れ注入は非常に気を使います。
 
  エポキシ樹脂を漏らしたり、仮止めシールのための染み防止処理等々を行なわなければ、汚れてしまってとて
  もそのままではお施主さんには引き渡せません。
 
  注入する樹脂は絶対に漏らしてはいけません。
  枝分かれしている超微細なひび割れも決して見逃してはいけません。
  もしも思わないところから樹脂が漏れ出したら直ちに拭き取る事が大切です。
  1分でも放置してしまうと浸透して染みてしまいます。
 
  仮止めシール材の染みについては事前に汚染防止材を塗布しておけば殆どシミが残る事はありません
  この汚染防止材は既に10年ほど前に造られたのですが知る人は殆どいないのではないかと思います
 
  所詮注入工事は汚れるもんだょ・・・・・という事で割り切ってしまえば、知る必要もないのかもしれませんが。
 
  せっかくコンクリートの風合いが好きな人なのに、2年程度でひび割れのために外装は塗装仕上げでは気の毒
  です。
 
  この建物はひび割れが多いのですがお施主さんはさほど気にはしていない様子。
 
  このビルは地下鉄の駅上にありますからビルの中のエレベーターで改札階までいけます。
 
  最近出来た副都心線の駅にありますから駅と一緒に造ったらしいのです。
  地下鉄の振動が影響しているのか・・そんな事はないか。
  地下鉄は明治通りとか都電のずっと地下深く潜っていますから振動すら伝わってこないものね。
  むしろすぐ傍を通っている都電の方が影響があるのかも知れませんね。
 
  どちらにしろ目白の町は静かでいいね。
 
  ひび割れからエフロ(遊離石灰)が流れ出したり、錆汁が出てきたらすぐに我々を呼んで欲しいと思います
  シミが出ないように傷をつけないように注入いたしましょう。
 
  事務所から自転車で10分そこそこの所ですから、時々見ていますよ。