低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

フロッグの評価は高いのですが

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マンションの天井のひび割れ補修ですが、ひび割れ幅は0.1~0.4mmです。
 
自由が丘駅のすぐそばにあり、東京では人気のある場所のようです。
 
賃貸のマンションでありながら、ひび割れについても必ず補修しようという考え方は、建物の価値を大事にする持ち主の考え方を反映しています。
 
天井のひび割れの場合は超低粘度型の樹脂だけを注入します。
 
たとえ、ひび割れ幅が大きくても硬い樹脂を注ぎ足す必要はありません。
 
一度天井裏まで侵入した柔らかい樹脂は時間とともに下がってきますが、更に樹脂を注ぎ足すことによってひび割れの中には樹脂が溜まって確実に充填されます。
 
天井裏には階上のフローリング等の隙間がありますから、樹脂が溢れても問題はありません。
 
こんな場合は思い切り多めに注入しましょう。
 
ひび割れに注入するときに大切なことは、施工するひび割れの中にはいったいどれだけの量の樹脂が必要なのかを事前に推察することです。
 
たとえば今回の場合はひび割れ幅が平均で0.3mm、コンクリート厚さは150mm、そして延長長さは6mです
 
この場合0.3mm×150mmで 45cc/mとなります。
 
つまり1m当たり45ccでひび割れの中は満杯になるということです。
エポキシ樹脂の超低粘度型の場合は比重が1.1程度なので重量では45cc×1.1=約50gとなります。
 
今回の場合は6mですから300gが推定必要量となります。
 
実際は800gを注入したのですが、器具に残った残量が32コ×10g=320gありましたから実際には480gはひび割れの中に注入したということになります。
 
注入の専門店ならお客様からの質問にはこのように答えてほしいものです。
 
理屈があってれば、たとえ結果が見えなくても安心して貰えると思うのです。
 
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話は変わりますが、連休前に判ったのですがフロッグは首都高速道路(株)に登録されたそうです。
 
評価はBだったのです。
Bという評価はなかなか良いとの評価だそうです。
 
保全工事部門へ緊張をもつてPRしなければと思います。