低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

大丈夫?基礎に大きなひび割れ

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郊外の住宅地にある築後6年目のALC版の住宅です。
 
数年前からこの部分のみに大きなひび割れが発生しています。
 
他の部分のひび割れ幅は0.2~0.3mm程度なのですが。
 
ひび割れの状態を観察すると土台部分が大きく、下の方は小さくなっています。
 
玄関側の道路の方の地盤が何らかの理由で下がったのかと推察されます。
 
 
今回、このひび割れに接着剤を注入して、今後は大丈夫なのかと問われると・・・・・・。
 
はっきりと断言はできませんが、これだけのひび割れ幅であっても他の部分にまったくの歪が見られない事と
 
道路側の地盤強化を行っているようなので、たぶん・・大丈夫だと思いますよ。
 
どちらにしろ数年は時々様子を見ましょう・・・。
 
 
話は変わりますが・・・。
 
今日は都内で2件の外壁の落下事故がありました。
 
タイルが剥落したビルについては防水屋さんが注入をしたとか。
 
足場がなくて指示されていた場所の全域ではなく施工ができるところだけとか・・・テレビでは手抜き工事が原因と言っていましたが。
 
 
本当のことなのでしょうか。
 
 
剥落した箇所は斜めにセットバックした箇所ですが余程タイルが浮き上がっていたのでしょう。
 
このブログでも再々報告していますが、タイルの浮き補修については、注入によって本当に接着しているかどうかがわからないものに頼るのはおかしい等々・・・・。
 
事は今回のように重大事故に拘わることなのですから。
 
 
私の考えは、タイルの浮き補修は原則は新しくタイルを貼り替えて、再度確実に接着させることが大切。
 
 
予算がないとか、予備のタイルがないとか、足場を組むのが大変だとか・・・・。
 
 
でも今回のように注入で補修したのに剥落して落下した場合には・・後悔すると思うのです。
 
下の車はペッシャンコになっていましたがその補償額だってタイルの貼替えた場合の数倍はするでしょうに。
 
 
 
いずれにしても他人事ではありません。
 
気を引き締めて工事に挑みますです・・・。