低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

地下室の配管周りの漏水

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

今週は池袋駅近くのテナントビルの地下室が仕事場です

ビルに入居している店はすべて飲食店なので作業は早朝から午前9時までです

夜明け前の仕事は眠いのは確かに辛いですが歳を取ってくると、若い時ほど苦痛には思えません

こんな時に  『あー・・確かに俺は歳を取ったのだ』と思える時です。


ビルの地下の湧水ピットとか電気室の天井付近の壁には電気、水道、排水のそれぞれの配管が壁を貫いて

います。

特に外部の地中から入り込んできている配管周りは止水工事が確実ではない場合が多く、今回のようにそ

の配管周りから水が流れ込んできます。


そもそも配管を設置するのはいわゆる設備屋さんなのでこのような状況については、防水とか止水の知識

等はないものだから殆ど確実な止水は出来ていないようです。


今回はその漏水している場所が電話の配線盤の上にあり湿気は厳禁なのです


狭くてやっかいな止水工事なのですが、オーナー会社の担当さん達が施工に対して非常に熱心でフロッグ

工法について理解をしてくれると言う事もあり喜んでやらせてもらう事にしました。


このオーナーさんは現在池袋駅近くに10棟のテナントビルを所有されていますが、最初はサラリーマンだ

つたそうで偶然に勧められた小さなビルを買ったのが始まりだとか。


最初に借金してでも買えた資金力が我々とはちと違うのかなと・・思います。


施工は漏水しているポイントにフロッグを取り付けます。

当然配管周りには10㎜ほどの隙間を造ります。

水が流れ出してきても慌てないで、取り付けのときにフロッグのノズルを外しておくと水はフロッグのノ

ズルから流れ出してきます。

水圧が抜けますから楽に急結セメントで仮止めが出来ます。

フロッグを取り付ける前に隙間にはパイプネットを装填しておきます。


取り付け終わったら注入をしますが、樹脂は水中硬化型のエポキシ樹脂を注入します


問題は、今回は配管がすべて塩ビ管なのでエポキシ樹脂との接着は良くはありません。

そこで将来の剥れも考えて、注入の後にエポキシ系の背面防水材を二度塗りこんでいます。

水かなければ塩ビパイプにプライマー処理も出来るのですがそれはできません。

この狭い箇所でこの方法が止水のベストだと信じてこのような方法で施工しています


取り合えず完璧に止水ができました

これで様子を見ましょう。


来週はマンションのひび割れ補修です。



話は変わりますが相撲の話

相撲には殆ど興味はありませんが


八百長がこんなに騒がれることにびっくり・・・

私が子供の頃栃錦とか吉葉山(古くてすみません)の時代から相撲は人情相撲とかと言って八百長はある

よと聞かされていました。


無気力相撲なんて協会自ら昔から言っているのにどうして今更皆んなで驚くのでしょう。

石原都知事の『相撲とはそんなものだよ』と言う事が常識だと思っていたのですが・・・今更大騒ぎして

どうしたいのでしょうか。

勝つたり負けたりしてやっと苦労して横綱になった途端、今度は殆ど負けなくなるのは不自然とは思わな

いのでしょうか。


横綱は負けてはいけないのです。