低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

震災による梁のひび割れの場合

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写真は公的機関研究所の梁に発生したひび割れを低圧注入工法フロッグで補修している様子です

ひび割れ幅は0.2㎜から0.4㎜です。

ひび割れの幅については一般的には0.2㎜以内の場合は建物に殆ど影響しないという事で注入工事は行わ

ないような例が多いですが、私はそれは違うのではと思っています。


確かに国土交通省の改修工事共通仕様書の中にはひび割れ幅0,2㎜以内の場合は、樹脂等の刷り込みでも

良いという事も書いてあります。

でも、コンクリートのひび割れについて留意するべきは、ひび割れの幅よりもそのひび割れが裏側まで

貫通しているか否かが大切なことだと思います。



貫通していれば例え微細な幅であってもそこには空気の流れがあり湿気等は進入してくる筈です。


コンクリートのひび割れを見た場合に、私は、そのひび割れた部分の表面も奥もその付近は鉄筋に付着し

ている筈のコンクリートはズレを起こし剥がれていると想像するのです。



例えば0.2㎜幅の貫通しているひび割れの場合にコンクリートと同じように内部の鉄筋も0.2㎜幅だけ伸び

ていると言うわけではありません。

鉄筋はひび割れる前の状態と殆ど同じ筈です・・・・。


例えば0.2㎜幅のひび割れの場合はそのひび割れた箇所は、裏側までコンクリートと鉄筋は歪のために肌

別れしている筈です。


貫通していないひび割れであればこのような歪による肌別れは発生していないのでそれは樹脂の刷り込み

だけでも十分に補修はできると思いますが。



樹脂の注入は、梁とか天井面の場合は超低粘度型の樹脂を推定量の倍ほどは注入しましょう


余程の大きなひび割れ幅以外は超低粘度型の樹脂だけでOKです。


梁の場合にひび割れが1㎜以上もその幅があるようでしたら注入する前に元請に相談をしたほうが良いと

思いますよ。


他の補修方法も検討したほうが良いと思います。


梁とか柱は建物の重要な部位で場合によっては危険ですからね。


フロッグの出荷は多いのですが工事量は意外と少ないのが今月の特徴ですね。



連休は中学校のグラウンドで朝から夕方までソフトボールの練習でした。

8月末の『おじいちゃんの甲子園』と言って石和温泉地区で全国大会があるのです。

炎天下にスポーツドリンクを飲みすぎて気持ち悪くなったのです・・・。

やっぱ・・梅干とお茶だべ・・。