低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

市民病院のひび割れの場合

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寒い、寒いのです。

剥離性の一成分型のシール材が3日間も経つのに内部は硬化していません

タイル面のひび割れなのでタイルの上にフロッグを取り付けていますが、そのせいもあってか、なかなか

硬化してくれません。



なかなか硬化しないのは環境のせいでしょうか、いえ、メーカーの技術力のせいなのです


他社の変性シリコーンのシーリング材は翌日にはちゃんと硬化しているものね・・・・。


この外資系のシーリング材メーカーは吸収合併したゴム会社の技術をそのまま利用しているだけで、自身

の技術は殆ど期待するものは無いものね。



ゴム会社の技術者は吸収合併後に殆ど退社したとか・・・・


剥離性のシール材と謳っておきながら硬化はしないわ、剥離しないわでさんざんです。


この程度だと解っているつもりでも、使ってしまった自身の甘ったれさが非常に残念です


対策はあったのです。


硬化しないのなら2成分型の剥離シール剤を使用して硬化促進剤を混ぜて使えばなんてことはなかったの

に・・・・・

剥がれないことも予想できたなら石鹸水を事前にひび割れに塗布しておけばなんてことはなかったのに


知っていたのにそのようにしなかった自分に悔しいのです・・・プロだと普段から言っているのにまった

く恥ずかしいかぎりです。


このブログを見ている職人さんの皆さんも気をつけてくださいまっせ・・・決して材料を全面的に信用し

ては駄目ですよ。


冬用の材料だからそれなりに硬化するなんて事は甘いですよ


品質に関係なく単にラベルに冬用と書いているだけかもですよ。



今回の市民病院のひび割れは3/11日に起こった地震のときに発生したひび割れだそうです


予算が取れたから工事に入れたとか・・・・役所の予算取りはなかなか大変だと思います


今回の工事はこのひび割れ注入と各階のエレベーター周りのタイルの浮き補修なのです


せっかく予算が取れたのなら割れたタイルは剥がすとより良い仕事ができるのですが・・。


調査した会社がひび割れの補修はタイルの上からでも問題なしと判断したそうです


ほんとかい・・?


今週は銀行の壁面のひび割れ注入が明日から始まります


今度は絶対に失敗しないよ。


早く終わって温泉に行こ・・・・。