低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

マンションのひび割れの場合

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マンションのひび割れ注入工事については、大規模改修工事の際に各所のひび割れを補修する場合と引渡

した後に発生するひび割れのいわゆる瑕疵補償の補修工事が主となります。


前者についてはこのプログでも再々報告していますが、殆どの場合は注入工事は行わないで樹脂モルタル

等を摺りこんで補修としています。

特に関東では大規模改修工事をゼネコンではなく改修工事の専門業者で行う事が多いためにひび割れに対

しての考え方、そして施工方法にも違いがあり、ゼネコンでは常識としている低圧注入工法は殆ど採用さ

れていません。


この場合のひび割れ補修は瑕疵工事で無いという事もあり適当にと考えているのかもしれません。


更に言えば大規模改修を行っている工事会社の場合は専門が塗装であったり、防水であったりとしている

場合が多いので低圧注入については知識があまりないのてはないかと思います。

そうなのです、当店もこれだけの数のマンションのひび割れ注入を施工していますが、改修専門工事店

の取引は殆どないのです。


東京では大手ゼネコンがマンションの大規模改修を請けているという話は殆ど聞きません


取引のあるゼネコンの担当者に聞くと・・『それは無理ですよ、我々の社員か個別訪問をしたりチラシ

をポストに入れることなんてしないし、それに営業力に差が有り過ぎます・・価格も合わないし・・』

とか・・・。



引渡し後のひび割れ補修については、当然ですがマンションを造ったゼネコンからの発注となります

当店もマンションのひび割れ注入工事についてはこの形態が殆どなのです。


この場合は瑕疵補償の工事ですから購入したお客さんの機嫌はあまり良くありません


高いお金で買ったのですから怒るのは当然の事なのですが、補修さえ確実に行えば殆ど前の状態になる訳

ですからあまりストレスを溜めないで欲しいものです。


写真は築後2年目の門前中町近くのマンションですが、駐輪場の床にひび割れが発生しています


このような場合は注入によってコンクリートにシミが残りますから、事前の報告が必要です


ひび割れは注入しても消える事はありませんから、仕上げは左官屋さんに補修してもらうような工程が必

要なのです。


ひび割れの中に確実に樹脂を注入が出来ると再発は殆どありません


信じがたいかも知れませんが、今までの10年間で再度の施工は一度もありません。


不思議だと私自身も思っていますが、再発が皆無と言う事はコンクリートのひび割れは一時期の期間だけ

なのでしょうか。


固定されたら同じところの成長の力は微力でその力は無いのでしょうか


注入したひび割れの側が割れると言う事も無いのは何故なのでしょうか



再発しても連絡が来ないだけなのでしょうか・・・そんなこたぁ無いよね・・。