低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れから水の注入方法

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庁舎のひび割れ注入を行った中にひび割れから水が漏れている場所がありました

このような場合には乾燥しているときと同じ施工方法では注入はできません


取り付けるときに通常の仮止めシール材は濡れている場所には接着しませんので当然ですが注入器具も取

り付ける事ができません。


但し、ひび割れが湿っている程度でバーナーで乾かした時に濡れるまでに10分以上も掛かる場合は、乾か

したら直ぐに速乾性の仮止めシール材で器具を取り付けてひび割れも手早くシールします


そうです、濡れてくるまでに仮止めシール材が硬化してしまえば後は多少は濡れてきても剥がれることは

ありません。


乾かしても直ぐに濡れてくる場合は面倒でも器具の台座を引っ掛けるためにひび割れの上を丸もしくは四

角にコンクリートを深さ20ミリ以上の取り付けるための穴を造ります。


掘り込んだ中に器具の台座部分を急結セメントで埋め込みます(写真が無くてすみません、手が汚れるの

でカメラを扱えなかったのです)

そしてひび割れの上も急結セメントを塗り込みます


注入は水の中でも硬化、接着する水中硬化型の低粘度型のエポキシ樹脂を注入します


乾燥した箇所は通常のエポキシ樹脂を注入しますが、仮にそれぞれの樹脂が混ざり合ったとしてもその接

着力とか硬化に問題はありません。


今回はひび割れ幅が0,4㎜~0.5㎜もありますからひび割れに溝をつける必要はありません

そのままでも樹脂は充分ひび割れの奥まであがって行きます


現場では色々なひび割れがあります

決して一種類の樹脂ではなく、どんなひび割れにも対応できるように色々な樹脂を常に用意して現場に挑

みましょう。



話は変わりますが

今、『ひとりメーカー』と言う言葉がはやっているのをご存知でしょうか

勤めていたメーカーを辞めて自分でオリジナルな商品を造り出して販売する方法だそうです


成長戦略の一つの方法ではないかと新聞に紹介されていました


フロッグの開発、製造、販売にくりそつなのです


またの時に紹介します・・・・。