昨日は久し振りに深夜の工事でした。
いつも思いますが地下鉄工事の施工時間は深夜1時から4時までの僅か3時間そこそこで超短時間なのです
従って限られた時間ですから施工する箇所も少ない箇所に限られてきます
面倒でも無理をしないで・・・また、あした・・・となります
今回の止水工事は階段の改修で剥がした石材の下から溢れてくる地下水との戦いなのです
今回は比較的水圧がないので戦う前から弱いものいじめ程度の簡単な仕事と予想します
しつこい強い漏水の場合は苦労して止水したと思ったら数分してから他の場所への繰り返しで・・・最後
は ゛お水様゛この辺で勘弁して下さいと泣きをいれます。
止水の仕事はある意味で博打のようだと思います。
止水が簡単にできても、延々と泣きながら終わってもその価格は一緒ですから。
地下鉄の場合はお客に開放するのが絶対に優先する事なのですから時間が無いのは仕方の無いところです
今回の場合も低圧注入のように時間が掛かるものは使用できません、簡単に止水できるものでなければ目
的は達せません。
漏水している箇所を探して失敗のないように急結セメントを押し付けます
一度押し付けた箇所以外から漏れ出したら、改めて落ち着いてその部分に急結セメントを硬めに練って素
早く押し付けます。
急結セメントの使い方は人によって色々と違うようですが、私の場合は比較的柔らかく練って硬化の始ま
りを待たずにその部分に押し付けます。
そして空いた手でセメントの粉を押さえていた箇所に多めに振りかけます
そして振りかけたセメントの上から再度押さえなおすのです・・・・・・。
この説明でわかってもらえるかどうかは解りませんが、粉を振り掛けて押さえると瞬時にセメントは硬化
しますからその僅かな時間を利用して肝心な箇所に命中させるのです。
わかるかなぁ・・・わかんないだろうな・・・・えっ・なに、そんな事は初歩の初歩・・・だってかぁ。