写真は免震構造の柱の下の動きを吸収する免震部分と付近の固定している擁壁のひび割れ補修です。
今回は梁部分と擁壁のひび割れを注入です。
巨大なコンクリートの塊をこのような構造の数本の柱で支えているのかと思うと、流石地震国の技術は他
国の技術を遥かに超えているのではと思います。
擁壁についてはひび割れが乾燥している間にと慌てて注入をしています
雨天の日には僅かですがひび割れから地下水が漏れてくるそうです
ひび割れ補修の低圧注入工事は、その構造物の大きさが極端に違うことに非常に特異な仕事だと思います
例えば先週は小さな戸建住宅の基礎部分だつたけど、今回は一級河川に掛かる巨大な橋の橋桁とか・・・
そうなのですコンクリートのひび割れは巨大な構造物も小さな住宅もそのひび割れ幅は同じなのです
従って施工方法も全く同じなのです。
住宅の床下にもぐって注入している時に、お施主さんに先月は同じ暗い道路のトンネルの中で注入してい
ましたよ・・なんて言うとにわかには信じがたいと言うような顔をされます。
なんだか不思議な気がしますが、良く考えてみればそれは当然の事なのですが・・。
話は変わりますが、今月には低圧注入工法についての専門書を書き上げたいと思っています
非常にマニアックな内容となりますが、コンクリートのひび割れに興味がある人には少しは参考になるの
ではないかと思っています。
年度初めのせいか工事も暇です・・・暇なうちに書き上げたいと張り切ってはいるのですが何故かすぐに
眠くなるのは歳のせいなのかぁ・・・。