低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

擁壁のひび割れ注入工事

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このような仕事がグットジョブで完璧ですよ・・・と・私は満足出来る仕事だったと思います


発注をしてくれた元請さんはさほど感じてはいないと思いますが、ひび割れに樹脂を注入してこのように

全ての箇所に樹脂の確認ができるような場所はあまりありません。


つまり表からも裏からも注入して、注入したその樹脂が反対側へ漏れてきても問題はないという条件がこ

のようにはっきりと確認ができるのです。


我々の仕事の基本は躯体を汚さないというのがそうなのですが、ひび割れ補修の重要性がある構造物に

限っては確認ができるまでは多少の汚れは『よし』とする考え方が私は正しいのではと思います。


この擁壁の裏側は空間があってひび割れが貫通しているのが見えるのです

面白い構造となっていますが後に、その空間は埋めてしまうのだそうです


ひび割れの表面が遊離石灰で詰まっている場合には最初にサンダーで表面を削ります

それでもひび割れの隙間が出てこない場合は一番下の写真のようにひび割れに直角に二本の溝を切り

それをはつり取ると新しいひび割れが現れてきます。

それでも尚、遊離石灰が詰まっているようなら更に深く切り込みます


決してひび割れの上からドリルで穿孔してはいけませんぞよ

キリで折角のひび割れの隙間を回転によって埋めてしまうのです


遊離石灰はひび割れの中に進入した雨水がひび割れのなかのコンクリートの石灰質を溶かしながら表等

に流れ出している症状なのです。

この遊離石灰は空気に触れると乾燥して結晶化してしまうのです


従ってひび割れの表面がこの石灰分で詰まっていたとしても、決してひび割れの奥の方まで詰まっている

ような事はほとんどありません。

この現象については忘れないように覚えていてください


この上にフロッグを取り付けるのです

ひび割れが詰まっているから注入はできないなんて泣き言は止めて、なんとか努力して期待に沿うように

しましょう。

注入は当然ですが超低粘度型の樹脂から始めて中粘度型の樹脂で完了です


それにしても暑い・暑い・あ・つ・い・・・・・・


今なら剥離シール材も3時間で硬化してしまいます

エポキシ樹脂さえも3時間で粘ってきます


それこそ1日で施工完了が可能です


そこでこの仕事が終わり次第海へ潜りに行ったのです


写真を見て驚いた・・・腕だけが焼けていて他は気持ち悪いほど白いよ・・。


この写真は数日で消去です