低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

立ち上がり基礎のひび割れ

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先週から今週にかけては大手電機メーカーの工場のひび割れ補修工事です

台風とか長雨の時にはこの基礎部分のひび割れから雨水が侵入してくるそうです

以前にひび割れ部分をUカット工法で補修したらしいのですが完全には治らないという事らしいのです

かなり大きな建物と更には鉄骨構造なのでひび割れは発生しやすいのでしょう


今回は我々の施工が終わったら壁面を高圧洗浄をしてから仕上げ材の吹き替えを行うとことなので、我々

は剥離シール材が剥がれやすいようにと事前に汚染防止剤を塗ってシール材とフロッグを取り付けていま

す。

汚染防止剤は澱粉を原料としていますから高圧洗浄をするとほとんど取れてしまうのです

剥離シール材が剥がれないとかで嘆くよりも事前に剥離性に優れた石鹸水とか今回のような汚染防止剤

を塗っておけば施工数量が多い場合には作業の効率化ができます


自作の石鹸水の場合には施工が終わったら必ず水洗いをしておかなくては吹き付け材に影響を及ぼす場合

もありますから注意が必要です。


今回のように施工数量が多い場合はどんなに気を付けていても見落としたようなひび割れから樹脂が漏れ

る場合があります。

このような場合には漏れてきたエポキシ樹脂を溶剤で確実に拭き取ることが大切です

エポキシ樹脂が付着していると後に塗布する塗料がのりにくくなるのです

つまり後日においてせっかくの仕上げ塗料が剥がれやすくなるのです


我々の仕事は下地の処理業者の範疇に入りますから、後の仕上げの業者に悪い影響をさせないという事が

大切なのです。


現場が遠い時には早起きで大変ですが…終わっても早起きが癖になって・・・。


益々年寄り扱いなのはけしからんのてす。