コンクリート打設後に型枠を外したら欠損が発生していて、直ちにモルタルで補修したと推察できます
時間とともにその補修した個所がひび割れています。
このような場合に、ゼネコンによってはこのような箇所の補修の方法は色々と違ってきます。
ひび割れについて何年か後に問題が発生するという予知能力のある会社の場合はこのような箇所の補修は
低圧注入工法でしっかり固定をするという選択をします。
問題意識もそのような工法等も知識がない建設会社の場合はひび割れの箇所に樹脂モルタルを刷り込んで
補修をします
少し問題と思う建設会社の場合はひび割れた個所に溝を造りその溝にシーリング材等で埋め戻します
この写真の場所は学校の5階の笠木の角部分ですから完成した時には下は運動場への通路となります
補修したモルタルが落下すれば重大事故にもなり兼ねません。
強力な接着剤で確実に固定しておきたいものなのですが、なかなか今回のようにわざわざ我々のような
専門業者を呼んでまで補修して納めるというようなゼネコンさんは少ないのです。
この現場は都内ではありません
北関東の中学校の新築現場なのです
僅か3mを施工するためにだけに呼んでもらったのです
この建設会社の監督さんには頭が下がります
さぞ立派な学校が完成すると思います
考えてみればこのような仕事は保険を掛けるというみたいなもので、将来の発生するかもしれない事故に
今から対応しておこうという考え方だと思います。
モルタルが落下しても必ずしも重大事故にはならないかもしれないけど・・とても気になる・・だから業
者を呼ぼう
という事だと思います。
あんたは・・エ・ラ・イ・・・。