低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

2×4工法住宅の基礎のひび割れ

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今週は住宅の基礎の補修工事です

一般的に住宅の基礎は基礎全体にコンクリートを打設するベタ基礎と従来からある布基礎があります

私自身はメーカーに勤務していた時にツーバイフォー工法の住宅の現場で初めてこのベタ基礎を見ていま

す。

もう40年も前になります。


国内でやっとツーバイフォー工法が始まったころです


当時はアメリカで一般に造られている住宅が湿気の多い日本で果たして大丈夫なのかと色々と話題になっ

ていました。

私はゴムのメーカーでしたからこの基礎と土台の間に確実に防水ができるものとして「ツーバイテープ」

なるものを開発商品として売り込んでいたころなのです。


そうです私もまだ若くてたっぷりの髪の毛も風にそよいでいた頃なのです。


今はこのツーバイフォー工法の住宅は比較的高価な地震に強いしっかりとした住宅として人気があるよう

です。


今回はこの住宅の基礎に地下水位が上がった時に床下に水が溜まるという事なので、我々の仕事は防水処

理という事になります。


非常に珍しい事なのですが、水位が上がっても基礎からは漏水しないようにコンクリートの隙間と考えら

れる個所全てにエポキシ樹脂を注入して更にライニングをしています。


スラブと立ち上がり部分にセパレーターが錆びている個所が多いのでこの部分からの漏水も考えられるの

でこの個所にもフロッグを取り付けて隙間を注入します。



このような現場は一度では解決しない場合がありますので、雨量が多い日を何日か経過して再度検査をし

て漏水がなければ完了となります。



工務店さんの理解が必要です。