低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

エレベーターピットの漏水は

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都内のマンションのエレベーターピットに水が溜まったとか

管理会社、建設会社、エレベーター管理会社のそれぞれの担当者と当方の4人で現調です


このような個所の止水施工については事前に色々な面倒な作業があります


入居者への連絡とかエレベーター管理会社の立ち合いとか簡単には作業ができないのです


何よりも我々作業者の安全が最優先ですからエレベーターの移動も専門の方にお願いするしかないのです


今回のこの建物の漏水の原因は、壁面については入角部分に0.3㎜幅のひび割れが腰部分から天井付近まで

発生していてそのひび割れからは漏水の跡が見られます

写真で見ると白い色の染みはいわゆるエフロの流失で出来るものです

エフロ、我々は遊離石灰と言いますがこの白い粉はコンクリートの中にある石灰質のものが水によって溶

かされて流れ出てくる性格のものです。


そして茶色の色のものが流れ出している跡はエフロ(遊離石灰)と鉄筋の錆が混ざったものなのです


鉄筋が錆びているという事はこの付近は既にコンクリートが中性化しているという事になります


早い時期に止水をして鉄筋の錆を止めたいですね


床の切り付け部分は水が10㎝ほども溜まっているために溜まった水を取り除かないとその漏水の確認はで

きません。


今回は時間もないという事でこの床の部分は実際の作業の時に排水をして確認の後に処理するという事に

なりました。



排水と言っても機械での排水は無理なので吸水スポンジで手作業で拭き取るしかありません


施工の方法は壁の方は今は漏水がなくコンクリートが乾いているためにエポキシ樹脂を低圧注入工法で

隙間なく注入します。


もしもひび割れ部が濡れていたら数日後に乾いてから施工するようにします


樹脂を注入することによってコンクリートの強度を元通りにし更にひび割れからの漏水を止水します


床面については切り付け部が漏水しているようであればフロッグによる導入路工法で止水をします


この様な漏水の施工は我々にとっては比較的簡単な仕事となります


止水工事で大変なのはひび割れから強い圧力で漏水している個所とか漏水の原因がはっきりしない微妙に

浸みこんでくるような、結露のようなはっきりしない漏水がそうです。


今回ははっきりしていてしかも雨の日に地下水位が上がった時のみというような事ですからそれこそ朝飯

前に簡単に・・・・という事になります。



エレベーターピットに水か溜まっていると色々な個所が錆びてきますから止水工事は必要だと私は思いま

すですよ・・・・。




それにしても今の政府は国民をなめ切っていますよね・・・いえ・・ね 一言いいたくなってくるほど

ひどいっすよね。


国有地を払い下げてくれたら・・まぁ・それはそれでいいっかぁ・・・・となりますかね。