低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れには種類があります

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大阪北部地震で被害を受けられた方にお見舞い申し上げます


私自身も長い間大阪に住んでいたこともありそして今も姉達の家もあり、とてもなじみのある所なので

色々と気になります。


就職試験に高槻にある会社へ行ったこともあり懐かしくもあります


今回の地震による建物の被害は住宅は2万1千戸と公的建物は641棟との事


建物のどの程度の被害なのかは今の所詳しいデーターは無いのでわかりませんが、戸建ての建物は瓦屋根

のズレ、剥がれなどが多いようです。


一昔前にその改修方法が盛んに行われていた瓦屋根にシーリング材で固定する方法はその効果はどの程度

だったのでしょう。


その当時私はシーリング材メーカーに勤務していましたが黒色のシリコーンカートが毎月3万本も出荷し

ていたのですが、その使用方法に驚いたことがありました。


一般的にシーリング材は防水のために使用するのですが、この瓦に使用する目的は単に瓦どうしを接着し

て固定するという方法でした。


このビジネスを最初に考え付いた人はすごいなぁ・・と、売り上げにも感謝でしたが



さて、今回はコンクリートの構造物に発生するひび割れについてはその原因によりひび割れた状態が違っ

ているという事を報告します。


ひび割れで一般的に多いのはコンクリートの乾燥による収縮によって発生するもの、次に良く見られるも

のは建物の構造的な原因で発生するひび割れ(エキスパンションジョイント付近等)そして短期的な動きに

よるひび割れ(振動とか地震)


写真の一番目は箱型の大型の橋ですが現場でPC版を造る工法の構造物なのです。

養生の問題なのでしょうか乾燥時にひび割れが発生しています

次の写真はこの建物の屋上に大きなネットを張ったテニスコートがあります

台風時などにそのネットが風に押されてこの梁と柱にひび割れが発生しています

三番目は区役所の駐車場ですが振動と乾燥収縮の両方で多くのひび割れが発生しています

4枚目以下は東日本大震災の時に発生したマンションのひび割れです



1枚目から3枚目までのひび割れた個所の状態は殆ど同じですが、地震によって発生したひび割れた個所の

状態は少し違ってきます


地震によって発生したひび割れの場合はコンクリートが一旦割れてから更にせん断方向にも動きますから

ひび割れの表面は擦れたように欠けています。


乾燥収縮とか振動の場合はコンクリートを同じ方向に引っ張りますからひび割れの中にズレは発生しない

ので表面が欠けるというような事はないようです



この話、何かの足しになればと



サッカーの話・・・・・2点取った時点から延々とパス回しに専念したらどうなんよ・・