低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

地下鉄の新設通路の止水

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今年に入ってから工事が多くなっています

どうなんでしょうか、景気が良くなってきたのでしょうか

どこの現場に行っても足場を設置する鳶さんが不足しているとかで工事が遅れ気味だそうです

今、入っている大学の改修工事についても工程表からみても半月は遅れています

おかげでこちらも他の現場との掛け持ちでもなんとか消化できています

今日は雪で休む積もりでしたが地下鉄の新設現場で漏水しているとかで急遽雪の中でも現場にはいりまし

た。

もつとも現場は地下3階ですから雪とか雨には関係はありません

ホームから地上に上がるエレベーターピットの止水工事です

ひび割れから水が染みているような場合はフロッグ導入路工法が最適です


まずひび割れに沿って5㎜幅の溝を造ります

水が大量に出ている場合はフロッグを取り付けるための穴を空けてからセットしますが、今回は溝を切っ

た途端に水が止まったので染みてこないうちに速乾タイプのシール材でセットします


水が出ているときのシールは急結セメントで行います


溝を切ったらその中にホースネットを挿入します

このホースネットは10㎜径の大きさですが引き伸ばすと4㎜程にも小さくなりますので引き伸ばして溝に

挿入します。

このホースネットの目的は溝の中で樹脂を含んだままで硬化してくれるとこの溝の部分は完全に樹脂で固

めて止水ができるという為に挿入しています。

更にネットとなっていますからフロッグで圧力を掛けるとネットを通して溝の奥のひび割れの中にも樹脂

が進入できます。

低圧注入が可能となるのです。


注入する樹脂は低粘度型の水中硬化型のエポキシ樹脂を注入します


注入する段階で水、樹脂の漏れがなければ仕事は完璧に終わるはずです


下の写真は切り付け部分の止水です。


来週は再び学校のひびれ補修の注入工事に入ります



生涯現役職人で終わりたいのですが・・・現場には色々と決まりが有って苦労します


年齢が現場には問題というのはおかしいと思います


人の動きは人それぞれ違うのですから・・・。


朝の朝礼でくだらない? 訓辞とラジオ体操よりもいっそのこと、各人100m走で20秒以降の方は現場に入れ

ない・・と・したらどうでしょうか・・・・・。


15秒で走って見せるぞよ・・・ゼイゼイ・・ゲボ・・・。