低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

耐震補強工事の中学校の場合

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更新を頻繁にしていた頃から見れば最近はお疲れ気味か・・・・・

似たような現場ばかりでいつもおんなじ事ばかり書いてもね・・なんて自分に納得させたりで


先週より泊りで北関東に来ています


公立中学校の耐震補強工事で相変わらずひび割れの補修工事で参加しています


この県では耐震補強に関わらず公的な建物のひび割れ補修は全て低圧注入工法と指定があります


例えば東京都においては必ずしもひび割れ補修は低圧注入工法との指定はありません


近所の東京都住宅供給公社の改修工事ではひび割れの補修はUカット工法で施工していました


完成した時点でその補修跡がミミズが這ったように盛り上がっていてがっかりします


設計者はこの出来上がりで満足なのでしょうか


Uカットしてコンクリートに溝を造ればもう元には戻せません


いずれはシーリングした可とう性エポキシ樹脂もシーリング材も劣化して再びやり直しとなります


広島の原爆ドームにその補修にエポキシ樹脂を使用して20年後に再補修の時にそのエポキシ樹脂の検証

をしたのですが、報告ではそのエポキシ樹脂は殆ど変化が見られないとの事でした


何故このような実績もあり注入後には殆ど目立たない、そしてひび割れた個所の強度も元通りになるよう

な確実な方法を採用しないのか不思議に思います。


今回の工事で擁壁が壁となっている箇所にひび割れがありそのひび割れから水が漏れている箇所がありま

した。


フロッグの導入路工法で止水と固定をします


ひび割れの箇所に5㎜幅の溝を切り込みそしてその中にネットパイプを挿入してそして水中硬化型のエポ

キシを注入します。


この方法は低圧注入工法ですがひび割れの奥の方に樹脂が侵入しなくともひび割れの口にあるこのネット

に樹脂が回ればその止水は確実となります

ひび割れの奥の方にもネットパイプを通り越して樹脂は侵入する場合もあります


今回は擁壁なので樹脂も低粘度型水中硬化タイプを注入してひび割れを固定したいとこの方法を採用して

います。


明日は全ての器具等を撤去して完成です


明日の夜は久振りに家庭料理です・・・・・・えーと・・・そうです作るのはワ・タ・シ・・なのだ


男が料理を自分で作っても家庭料理と言うのでしょうか・・・・ なあ・・・かあちゃんよ・・。