低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れから漏水の場合

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今週はマンョンの共用部の天井のひび割れから雨漏れがありその補修ですが


廊下の天井裏で狭い個所なので殆ど希望の作業は出来ません

もちろん低圧注入工法もフロッグが取り付けられないのでそれもできません


さて、どうしますか・・・・

天井を剥がしてもらえばなんとかひび割れの中に低圧注入で樹脂を注入して止水はできますが・・


それは出来ない話ですよ・・費用が掛かり過ぎます


切り付け部分のコーナー部に多くの遊離石灰が結晶化していますのでこの部分からの漏水と判断して

間違いはありません


その箇所に可とう性エポキシ樹脂で三角打ちシールをしてひび割れを塞ぎましょう


シーリング材では駄目なの?

シーリング材は止水材ではありません。

シーリング材は長期間水の中に漬けておくといずれは劣化して膨潤してしまいますよ


それにシーリング材の場合は必ずプライマーを下に塗りますがこのプライマーは耐水性の能力は全くあり

ません。


シーリング材の背面からの水はシーリング材の持つ接着力とか耐久性を無くしてしまいます


エポキシ樹脂は水中硬化型の材料があるように一旦硬化してしまうと水の中でもその耐久性は他の接着剤

よりも遙かに優れた性能があります。


大雨の時に時々点検して貰うと止水ができたか否かが解ります