低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

同業者の応援工事の場合

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今回は取引先の応援という事で神田駅前のテナントビルのひび割れ補修です

通常は同じ現場に2社の同業者が入って同じ工事を施工するという事は殆どありません

今回は親しくして貰っている取引先からの依頼で施工をしています


このように時には同業者と低圧注入工法を競って仕事するのは大変に勉強になり良い事だと思います

施工のやり方について色々と違った面も見ることもできる訳ですから自分の技術も向上するのではないか

と思います。

下の内部の写真は地下1階の天井のスラブにひび割れが発生して雨の日には漏水するそうです

施工する日の4日前から途中で雨が降ったにも関わらずひび割れの周りも完全に乾燥しています

強い風を伴った雨の日以外は漏水しないようです


このような場合は通常のエポキシ樹脂で注入してもその接着等は問題はない筈なので外壁と同じように

注入をしています

通常の剥離性シール材でセッティングをしています


このような場合にはスラブと梁の切り付け部分に肌別れしたようなひび割れが発生していますから良く

観察することが必要です


今回はそのようなひび割れは無いのですが、注入時にスラブのひび割れとこの切り付け部分の交差した部

分から樹脂が漏れてきたためにその部分も含めて上から可とう性エポキシ樹脂をシールしています


可とう性エポキシ樹脂は背面からの漏水にも劣化することはありませんから、このような場合は必ず必要

なのです。

シーリング材の場合は背面からの水には全く通用しません

プライマーは水に浸漬してしまうと白くなって剥がれてしまいます

覚えておきましょう


外壁についてはなんの問題もなく注入から撤去はスムーズでした


勤務していたころは神田はお得意さんが多いところで…懐かしいです