低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れからの漏水は低圧注入で

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

ご近所の取引先のテナントビルのひび割れ補修です

そうなのです今回都知事になった小池さんの地元の選挙区なのです

何かとお祭りなどになると出てくるのは勘弁しろよ・・・と思うのですが、喜ぶ人もいるのです


タイルにひび割れがあって強い雨の時に内部に僅かですが漏水しているようです

理想的には割れたタイルは剥がしてコンクリート面を出してからひび割れに低圧注入を行えば良いのです

が、足場とかゴンドラとか費用が掛かるという事もあって今回は出来る範囲でという事で屋上内から注入

しています。


注入すると、30分ほど経過してからタイルのひび割れた付近から樹脂が溢れてきます

エポキシ樹脂は接着力だけについては最強の樹脂なのですが、熱と紫外線にはめっぽう弱いのです


溢れた樹脂をそのままにしておくと半月もするとその樹脂は黄色く変色してきます


目立つのです


出来る範囲で溢れた樹脂は拭き取っています

エポキシ樹脂はひび割れの中のように熱も紫外線も当らないような箇所では20年経過しても殆ど変化はあ

りません。


下の写真はひび割れの幅が15㎜もあります

このようなひび割れの場合は低粘度型の樹脂を注入した後に高粘度型の樹脂を注入しています

樹脂の納まりは表面よりも10㎜ほど奥の方にありますが、これは仮止めシール材がひび割れの中に食い込

んでいる厚みの分だけは奥の方に納まっているのです。


10㎜以上のひび割れは低圧注入では施工出来ないなどと言うメーカーがいますが、それはそのメーカーの

器具では施工できないのであって器具によってはなんてことはないのです・・。


この場合のひび割れは短期的な(多分地震)動きで大きくひび割れている訳で常にひび割れが動くという事

はありません。

このような場合はUカット工法など考えないで低圧注入がベストなのです

この後に樹脂モルタルで仕上げています


最初は相手をけなして煽っても当選すれば自分の都合で「大人の対応」で仲良しになるのだとか・・


だから「嫌い、嫌いは好きのうち」なんて訳のわからない言葉があるのでしょうか